2024年1月10日 免疫力をあげて冬を乗りきる!「ブロッコリー」

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 2024年はじめての「食の講座 指導部通信」です。仕事や学校も始まり、お正月ムードも終わりですね。

 睡眠不足や不規則な食生活など、長い休みの間についてしまった習慣は、すぐに戻せるものではありません。生活習慣が乱れてしまったときは、免疫力も落ちている可能性があります。そこで今回は、免疫力アップにおすすめの旬の食材「ブロッコリー」をご紹介します。これから1年で最も寒い時期を迎えます。免疫力をあげて、冬を乗りきりましょう!

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■ブロッコリー

 年中見かけるブロッコリーですが、旬は113月です。ブロッコリーは、ケールが先祖にあたる野菜で、明治時代に日本に入ってきました。アブラナ科に属する野菜は、ブロッコリーのほかにキャベツや白菜、カリフラワーなどがありますが、中でも味にクセが少なく、どんな料理にも合うのが特徴です。和洋中、サラダや炒め物、揚げ物、スープ、和え物など幅広い料理に活躍します。

 最近では、花蕾の部分が紫色の「紫ブロッコリー」や、茎の部分が長く、アスパラガスに似た味わいの「茎ブロッコリー」などの品種もあります。

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▲紫ブロッコリーと茎ブロッコリー(「野菜スペシャリスト講座」テキストより)

■ブロッコリーの栄養素

 緑黄色野菜であるブロッコリーには、β-カロテンが豊富。ほかにビタミンC、ビタミンB群、ビタミンEも含まれています。β-カロテンは、抗酸化ビタミンとも呼ばれ、老化防止や美肌、かぜの予防にも効果があるといわれています。

 脂溶性であるβ-カロテンは、油脂と一緒に摂ることで吸収率が上がるため、揚げる、炒める調理法がおすすめです。ほかには、油脂を含むゴマを使ったゴマ和えや、砕いたアーモンドと一緒に食べる方法でも◎

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▲ブロッコリーのフリッター

■ブロッコリー料理

 ブロッコリーは色が鮮やかなこともあり、茹でてから料理に使うことがよくありますが、今回はそれ以外の調理法をご紹介します。

 ひとつめは、「フリッター」です。小房に分けたブロッコリーを生のままフリッター生地にからめて、さっと揚げるだけ。短時間で火が通り、フリッター生地のおかげでサックサクの仕上がりに。子どもたちにも好評です。茹でないので、水溶性ビタミンの流出が少なく、β-カロテンやビタミンEの吸収率はUPします。

 ふたつめは、ブロッコリーのペーストです。みじん切りにしたブロッコリーを、色を気にせずクタクタになるまで茹でてマッシャーでつぶします。粉チーズ、塩こしょうで味を調え、お好みで砕いたナッツなどを加えます。グリルした魚や肉のソースとして、パスタにからめてパスタソースに、バケットにぬったりと、万能ソースになります。

 旬の食材は、おいしいだけでなく、たくさん収穫される時期であることから、価格が安くなるという利点もあります。旬の食材を活用して、免疫力をUPさせましょう!

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