2023年8月18日 ネバネバで夏を乗り切る!

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 毎日暑いですね!私は毎朝、会社に出勤するだけでヘトヘトに・・・少々夏バテ気味です。今年の夏は全国的に例年より暑く、猛暑日が多いのが特徴。78月がピークといわれていますが、9月以降も暑さが続くようです。朝のうちから熱中症アラートが出る日も多く、危険な暑さです。そこで今回は、健康に夏を乗り切るためのヒントをお届けします。

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~旬の食材を食べよう!~

 暑い夏は食欲が落ち、そうめんなどの麺類、甘いジュースやアイスばかり食べてしまいますが、このような炭水化物に偏った食事は、夏バテを加速させる原因になります。

 ビタミンとミネラルは、栄養素を体内で活用するために不可欠ですが、特にビタミンB1は、炭水化物をエネルギーに変えるために必要なビタミンです。また、ビタミンB1が不足すると、エネルギーが作り出せず、疲れやすくなります。

 そこで旬の食材を活用しましょう!例えば、夏に旬をむかえる果菜類には体を冷やす効果があります。きゅうり、なす、ピーマン、オクラ、枝豆やとうもろこしなどは、夏が旬の食材です。魚介類では、DHAEPAを多く含むアジやカジキ、ビタミンAとビタミンB1B2を含むカンパチなどがあります。

 このように、旬の食材は、大量に出回るため価格が安いだけでなく、味もよく、その時期に必要な栄養素を豊富に含んでいるのです。積極的に食べていきたいですね。

~ネバネバ食材を取り入れよう!~

 暑い夏は、どうしても冷たい物を食べる機会が増えますが、冷たい物を食べ続けると胃腸に負担がかかります。そこで取り入れたい食材が「ネバネバ食材」です。旬のオクラやモロヘイヤのようにねばり気のある食材は、疲れた胃の粘膜を保護します。また、オクラには、免疫力を高めるβ-カロテンが豊富なほか、炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB群や、カリウムも豊富です。モロヘイヤのβ-カロテンは、ほうれん草の2倍以上含まれています。

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▲モロヘイヤはさっとゆでて水気を絞り、包丁で刻んでねばりを出します

 オクラと山芋を使った和え物は一般的ですが、ここにマグロやタコなどを加えると、たんぱく質も摂取することができるのでおススメです。また、山形県の「だし」は、なす、きゅうり、オクラなどの夏野菜に、みょうが、しょうが、大葉などの香味野菜を刻んで和え、しょうゆベースの調味料(めんつゆなどでもOK)で味つけした郷土料理です。火を使わずにさっと作れること、ごはんのお供のほかに、冷ややっこやそうめんなどにも合うことなど、夏にピッタリの一品です。今回は、めかぶを加えて、しょうゆに酢と砂糖少々を合わせた調味料で和えました。めかぶのネバネバでつるんとした喉ごしになり、食欲が落ちる暑い日にも食べやすくなります。ぜひご家庭でも、お好みの夏野菜でお試しください!

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▲山形県の郷土料理「だし」と、「オクラと山芋、マグロのネバネバ和え」

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  夏後半。まだまだ暑い日が続きそうです。旬の野菜パワーを活用して、元気に夏を乗り切りましょう!

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