2023年3月20日 春です!"お外ご飯"しませんか?~華やぐお弁当作りのコツ~

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 桜前線が上昇していますね。お住まいの地域の見ごろはいつですか?春は桜だけでなく各地で色々なお花が咲きますから、久々に屋外で解放感に浸り、笑顔と共においしい"お外ご飯"を楽しみたいですね。もちろん、デパ地下などの市販品もアリですが、折角なので会話が弾むカラフルなお弁当にチャレンジしてみませんか?そこで今回は、春のお弁当を安全においしく楽しむコツをお伝えしましょう。

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ポイント1:季節感

 先ず、お弁当作りで一番大事なことは季節感です!旬の食材を使ったメニューや、季節を表現したデコレーション、お花見なら桜の枝を飾ったり、花びらの抜型で野菜を抜いてトッピングしたり、桜花の塩漬けを飾ったり、桜葉でおにぎりやフィンガーフードを巻いてみたり、タケノコや菜の花、山菜などでお弁当の隙間を埋めたり、花見が過ぎればエンドウ豆、桜エビ、アスパラ、トマトにイチゴなどなど、季節を感じる食材を取り入れましょう。

ポイント2:彩り

 次に重要なのは、やはり彩りですね。普段の食事でも彩りは重要ですが、とりわけお外ご飯では、器を使わないため料理自体のカラフルさが求められます。春は強い赤や緑というより、淡いピンクや黄緑色などの優しいカラーが好まれます。中でも重要なのが卵の黄色です。

お花見、ピクニックやハイキング、もしくは近くの公園やベランダでのお弁当でも卵焼きをアレンジしたメニューが入ると一気にカラフル度が増します。和風の卵焼きを海苔と一緒に挟んだ和風サンドイッチなどもおススメです。

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ポイント3:"お外ご飯"ならではの注意

 ほかに、屋外で食べることを想定しているため、冷めても美味しく、長時間経過しても風味が落ちにくいように、少し濃いめの味付けにしたり、マリネなどでしっかりと芯まで味を入れておくのも大切です。

 屋外では、食べ物を持ち運ぶことが必要ですので、水分が少なく、軽量で持ちやすく、食べやすい形状のメニューが好まれます。メインになるようなおかずが無くても楽しめるサンドイッチ、おむすび、フルーツ、シャルキュトリやチーズなど、手づかみで食べられるものが便利です。

 揺れても崩れないように、隙間なくギュッと詰め合わせ、持ち運びしやすくしておくことも基本ですね。詰める容器を軽くするには紙製や竹製などですが、雰囲気を盛り上げるならお重やバスケットなどもステキです。液漏れなどがないように密閉容器を使ったり、底が広い袋で傾かないように持ち運ぶなども気を付けたいポイントです。

 おかずやフルーツは、前もってカットしておくことが重要で、つまみやすく、シェアしやすく、パクッと食べられるようにしておきましょう。ちょっとしたおつまみやフルーツなどをカットしてカップに入れれば食べやすくなります。

ポイント4:温度管理

花見やピクニックに適したメニューで注意しなければならないのが温度管理です。食中毒防止の観点から、食べ物の温度管理は非常に重要です。特に、気温が高くなる季節は、食品が腐りやすくなるため、新鮮な食材を使用する、できた料理は冷めてから詰める、保冷材や保冷バッグなどを使ってしっかり保冷したりと、食品の温度が上がらないようにする工夫は必須です。また、お外ご飯は調理後から食べるまでに時間の経過があるため、細菌が増殖しやすくなります。このため、調理前後の衛生面にはとりわけ気を遣いましょう。調理前に手を洗い、まな板や包丁を清潔に保ち、食材は良く洗い、加熱はしっかりと、詰める容器は除菌しておく、できるだけ短時間で冷ますなとが重要です。

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 コロナ禍を抜けて初めての行楽シーズンです。ちょっとしたコツでマスク越しではない新鮮な空気を吸いながら、さわやかに"お外ご飯"を満喫してみませんか?

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