2022年11月30日 もっと知りたい!ぶりのおいしい調理法

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 明日からは12月ですね。すでに街はクリスマスムード一色。年末に向けてワクワクした気持ちにさせられます。

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■値上げラッシュと魚ばなれ

 10月11月と日用品や食品、電気料金などの価格改定が続き、家計を直撃しています。原油や原料の高騰、円安による影響も大きく、これまでの生活を見直さざるを得ない状況となっています。

 数多い食品の値上げの中でも、魚介類の価格はじわじわと上がっているように感じます。農林水産省の食品価格動向調査によると、令和410月の魚介類の価格動向は平年比で、まぐろ119%、えび106%、ぶり118%、さけ127%でした。魚介類に関しては近年、海洋環境の変化、世界的な需要増などの影響を受け価格が高騰。このまま価格が上がり続ければ、ますますの魚ばなれが懸念されます。

 私たちにできること、水産物資源や海洋環境に関心を持つ、食材を無駄にせずおいしくいただくなどを、できる範囲で実践していきたいものです。

 ■冬がおいしい「ぶり」

 ぶりは成長とともに名前が変わる出世魚です。冬になり、日本海を南下してくるぶりは、身に脂を蓄え、おいしく太り、寒ぶりと呼ばれ人気があります。ぶりの料理といえば、ブリ大根、照り焼きなどが定番ですが、実は他にもさまざまな調理法でいただける便利な魚なのです。

 ぶりは栄養素も豊富です。白身魚などに比べて鉄分やビタミンB1、B2が多いほか、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が多く含まれています。

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▲少ない油で揚げ焼きできてヘルシー&時短「ぶりの酢豚風」

 ■ぶりの活用術

 脂がのったぶりはお刺身でもおいしいのですが、新鮮なぶりが手に入ったらぜひ試していただきたいのが「カルパッチョ」です。塩・こしょう、レモン汁とオリーブオイルを適量かけてから冷蔵庫で味をなじませ、スライス玉ねぎやレモンを添えれば完成です。ぶりの表面を炙って、たたき風にしても◎

 フライパンにゴマ油を入れ、塩・こしょうをしたぶりを焼き、もみじおろしを添えたり、ガーリックソテーにするのもおすすめです。塩で下味をつけた後、小麦粉をつけて揚げ焼きにし、温かいだしをかけて白髪ねぎを添えれば揚げ出し豆腐風に。小麦粉をつけて揚げたぶりで、酢豚ならぬ酢ぶりにしても。旬のおいしいぶり、ぜひ色々な調理法で味わってください!

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▲小麦粉不要!フライパンで焼くだけ「ガーリックソテー」

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