2023年7月10日 夏休み目前!ひんやり手作りゼリー
変わりやすい天気が続いていますね。梅雨明けまではまだ少しかかりそうですが、気温が高い日もあり、早くも夏を感じます。
あと10日もすれば夏休みが始まりますが、お子さんのいらっしゃるご家庭では、朝昼晩の3食に、おやつまで考えなければならず、忙しい期間となりますね。今回は、お子さんと一緒に簡単に作れ、ひんやり涼もとれるゼリー作りをご紹介します。
◆◆◆◆◆◆◆
◆寒天ゼリーとゼラチンゼリー
寒天やゼラチンを溶かした液体を冷やすと、凝固(ゲル化)します。この性質を利用したものに、ゼリーやババロア、水ようかん、寄せ物などがあります。
寒天の原料は、てんぐさやおごのりなどの紅藻類で、主成分はアガロース、アガロペクチンです。一方、ゼラチンの原料は、牛や豚などの皮や骨、腱で、主成分はコラーゲンです。寒天ゼリーはほろっと崩れやすい口当たりなのに対し、ゼラチンゼリーは弾力性が強く、ぷるんとした口当たりが特徴です。どちらもゲル化剤として使われますが、特徴に応じて使い分けられています。
寒天は沸騰させて煮溶かし、常温でも凝固します。ゼラチンは、沸騰させずに湯せんなどで煮溶かし、冷蔵庫に入れるか氷水にあてて凝固させます。
寒天とゼラチンの両方使って食感の違いを調べたり、溶液の濃度を変えて、食感、崩れやすさ、弾力などを比較すると、夏休みの自由研究に活かせるかもしれません。
▲2色のゼリーを使ったフルーツポンチ
◆色、形、ゼリーの可能性は無限大!!!
今回は、夏らしく涼やかにカラフルなゼリーを使ったデザートをご紹介します。ゼリー溶液4%程度の硬めのゼリーを作ります。オレンジジュースやグレープジュースなどカラフルなジュースに、少量の水でふやかしたゼラチンを加え、沸騰させないように煮溶かします。バットなどに流し込み、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固めます。固まったゼリーを四角く切って器に盛り、サイダーを入れればカラフルなゼリーポンチの完成です。グラスに盛りつけてもかわいいですが、大きなボールに、キウイフルーツやパイナップルなどの果物を一緒に加えれば、親戚や友達が集まる席でも盛り上がること間違いなし!
ゼリーや寒天は、小さな器に入れてそのまま冷やすだけでもいいですし、違う色の溶液を使って二層にすることもできます。硬めに作って型抜きで抜いても楽しそう。濃度を低くしてクラッシュするとキラキラとしたゼリーが完成します。色も形も無限大!ぜひこの夏休みにご家族でゼリー作りに挑戦してみてください!
▲シンプルに冷やし固めただけのオレンジゼリー
◆◆◆◆◆◆◆
ユーキャンでは、本格的にスイーツを学ぶことができる「スイーツコンシェルジュ講座」のほか、資格試験対策の「調理師講座」、「食生活アドバイザー(2・3級)合格指導講座」、より専門的な「離乳食・幼児食コーディネーター講座」、「発酵食品ソムリエ講座」、「スポーツ栄養プランナー講座」などなど、多彩な講座をご用意しています。
ご興味のある方はぜひコチラから→ユーキャン「料理関連講座特集」