2023年7月10日 夏休み目前!ひんやり手作りゼリー

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 変わりやすい天気が続いていますね。梅雨明けまではまだ少しかかりそうですが、気温が高い日もあり、早くも夏を感じます。

 あと10日もすれば夏休みが始まりますが、お子さんのいらっしゃるご家庭では、朝昼晩の3食に、おやつまで考えなければならず、忙しい期間となりますね。今回は、お子さんと一緒に簡単に作れ、ひんやり涼もとれるゼリー作りをご紹介します。

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寒天ゼリーとゼラチンゼリー

 寒天やゼラチンを溶かした液体を冷やすと、凝固(ゲル化)します。この性質を利用したものに、ゼリーやババロア、水ようかん、寄せ物などがあります。

 寒天の原料は、てんぐさやおごのりなどの紅藻類で、主成分はアガロース、アガロペクチンです。一方、ゼラチンの原料は、牛や豚などの皮や骨、腱で、主成分はコラーゲンです。寒天ゼリーはほろっと崩れやすい口当たりなのに対し、ゼラチンゼリーは弾力性が強く、ぷるんとした口当たりが特徴です。どちらもゲル化剤として使われますが、特徴に応じて使い分けられています。

 寒天は沸騰させて煮溶かし、常温でも凝固します。ゼラチンは、沸騰させずに湯せんなどで煮溶かし、冷蔵庫に入れるか氷水にあてて凝固させます。

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 寒天とゼラチンの両方使って食感の違いを調べたり、溶液の濃度を変えて、食感、崩れやすさ、弾力などを比較すると、夏休みの自由研究に活かせるかもしれません。

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▲2色のゼリーを使ったフルーツポンチ

色、形、ゼリーの可能性は無限大!!!

 今回は、夏らしく涼やかにカラフルなゼリーを使ったデザートをご紹介します。ゼリー溶液4%程度の硬めのゼリーを作ります。オレンジジュースやグレープジュースなどカラフルなジュースに、少量の水でふやかしたゼラチンを加え、沸騰させないように煮溶かします。バットなどに流し込み、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固めます。固まったゼリーを四角く切って器に盛り、サイダーを入れればカラフルなゼリーポンチの完成です。グラスに盛りつけてもかわいいですが、大きなボールに、キウイフルーツやパイナップルなどの果物を一緒に加えれば、親戚や友達が集まる席でも盛り上がること間違いなし!

 ゼリーや寒天は、小さな器に入れてそのまま冷やすだけでもいいですし、違う色の溶液を使って二層にすることもできます。硬めに作って型抜きで抜いても楽しそう。濃度を低くしてクラッシュするとキラキラとしたゼリーが完成します。色も形も無限大!ぜひこの夏休みにご家族でゼリー作りに挑戦してみてください!

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▲シンプルに冷やし固めただけのオレンジゼリー

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