2023年5月31日 食中毒の予防対策

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 梅雨入りする地域がポツポツと増えはじめ、いよいよ本格的な梅雨シーズン。行動制限のない今年、みなさんはどのように過ごす予定ですか。

 梅雨と言えば、やはり気になるのは食中毒。湿度も気温も上昇するこの時期は、食中毒の発生件数が増える時期でもあります。飲食店や給食施設、旅館などで集団発生した食中毒のニュースを見たことがある方も多いのではないでしょうか。食中毒の発生件数が最も多いのは飲食店ですが、次いで多いのが家庭。過去10年で食中毒による死者数が最も多いのも家庭なのです。 ということで、今回は食中毒の予防対策についてです。

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食中毒対策「予防の3原則」

 食中毒は飲食店に限ったものではありません。家庭は、食事をする機会の多い場所だからこそ、食中毒を発生させないよう、普段から衛生面に気をつけましょう。食中毒予防はズバリ!次の3原則を守ることです。

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食中毒予防の3原則「付けない・増やさない・殺す」を忘れずに!

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食中毒対策「健康づくり」

 同じ食事を食べても、食中毒を起こす人と無症状の人がいる場合があります。理由はさまざまですが、普段から健康を保ち、免疫力を高めておくことも食中毒予防として大切です。

 健康維持の基本は、「食事・運動・休養」です。日ごろから規則正しい生活を送り、運動も毎日のルーティーンにできたらいいのですが、いろいろな事情でそうもいきません。だからといって目標をいきなり高く設定してしまうと、すぐに挫折してしまう可能性もあります。

 食事は、毎食栄養のバランスを考えて食べるのが理想ですが、それを実践できる人はなかなかいません。そこでおすすめなのが「食事記録」。食べたものを可視化することで、足りないもの、控えるべきものが分析できるようになります。これは、レコーディングダイエットといって、ダイエットの手法としても広く知られている方法ですね。最初から分析することは難しいですが、続けていくうちに「昨日は脂質を多く摂り過ぎたから、今日は控えよう」などとコントロールできるようになりますよ。

 また、腸内環境を整えることで免疫力を高めることもできます。人間の回腸から大腸には数100兆個もの微生物が生息しており、この微生物群を「腸内フローラ」と呼びます。腸内フローラは、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つの菌にわけられ、腸内ではこの3つの菌がバランスを保って、免疫システムを維持しています。腸内フローラを整えるためには、納豆の納豆菌、糠漬けの乳酸菌や酵母菌、ヨーグルトの乳酸菌など、善玉菌を含む発酵食品を食べることが有効です。善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖なども一緒に食べましょう。

運動は、「週に2回」や「15分以上」など、達成可能な低い目標からはじめて、徐々に運動時間や回数を増やしていく方法をお勧めします。その日の気分で選べるように、「30分でできる運動」や「5分でできるストレッチ」など、いろいろなパターンを用意しておくといいですね。最近は、オンラインヨガなど、自宅にいてもスタジオと同じ体験ができるコンテンツもあるようですから、お気に入りを見つけて、うまく活用してみましょう。

 食事も運動も、はじめからガチガチにルールを決めず、自分のやりやすい方法を探しながら試すのが成功の秘訣です!自分のベストを見つけてくださいね。

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▲糠漬けには乳酸菌や酵母菌が含まれています

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