2024年5月31日 自宅で出来立てさくさくスコーン

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沖縄・奄美地方の梅雨入りが発表されました。例年どおりであれば、九州から東北にかけては、6月上旬~中旬に梅雨入りするので、最近の晴天が貴重なものに感じられます。

 今回は、自宅で過ごす機会が増えそうなこれからの時期におすすめの手作りお菓子をご紹介します。


 トレンドの移り変わりが激しいスイーツのなかでも、ホテルなどで提供される「アフタヌーンティー」は、数年にわたりブームが続いています。伝統的なイギリス風のアフタヌーンティーにはじまり、季節感を取り入れたもの、特産品を使ったもの、和風のものなど、さまざまにアレンジされています。最近ではインド料理レストランで、インドのお菓子を使ったアフタヌーンティーを見かけました。

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▲ロンドンのホテル。ここでアフタヌーンティーをいただくことができます。

  アフタヌーンティーの起源は以前のコラムでもお話しましたが、今回も簡単におさらいしておきましょう。

 イギリスのヴィクトリア朝のころ、上流階級のご婦人たちは、夕方から始まる観劇などの社交に忙しく、夕飯は遅い時間に摂ることが恒例でした。そこで、午後の空腹を紛らわせるために、紅茶とお菓子を楽しんだのがアフタヌーンティーの始まりといわれています。一般的な「アフタヌーンティー」では、三段のティースタンドで、下段にサンドイッチ、中段にスコーン、上段にはケーキが盛られ、紅茶と一緒に運ばれます。

 豪華なアフタヌーンティーに比べて、もっと気軽に紅茶を楽しめるのが「クリームティー」です。イギリスの伝統的なティーセットである「クリームティー」は、ジャムとクロテッドクリームつきのスコーンと紅茶のセットのこと。

 スコーンのルーツは、スコットランドで、当初は薄くてかたいビスケットの一種だったといわれています。その後、重曹で膨らませたり、バターやミルクを加えたり、大麦から小麦に変わり、現在のような、ふっくらとしたスコーンになりました。また、クロテッドクリームは、イギリス南西部で伝統的に造られているクリームで、バターと生クリームの中間のような乳製品。スーパーなどでも手に入ります。

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▲スコーンに添えられるジャムとクロテッドクリーム

  今回は、ご自宅で簡単に作れるサクサク感が特徴の「スコーン風厚焼きビスケット」をご紹介します。お子様と一緒に作るお菓子としても最適です。

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▲手作りの焼き立てスコーン

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 スコーンは焼きたてが一番。ジャムとクロテッドクリームを添えた「クリームティー」で、イギリス風のティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。


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