2024年4月19日 旬のアスパラで初夏を味わう

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 桜の季節も過ぎ、気がつけばゴールデンウイークまで残り1週間。季節が過ぎるのはあっという間ですね。近頃は、栽培技術の進歩や、生鮮食品の輸入増加などにより、年間通してさまざまな食材が流通するため、食材で季節を感じることも少なくなりました。

 旬の食材は、おいしいだけでなく、栄養素が豊富です。また、野菜や果物は、たくさん収穫される時期でもあるため、価格が安くなるという利点もあります。今回は、これから旬を迎えるアスパラガスの調理法や、効果的な食べ方など、さまざまな情報をご紹介していきます。

 ■初夏が旬の食材

 初夏に旬を迎える食材は、レタスやトマト、グリーンピース、そら豆、初がつおやしらす、さよりなど。そして、今回ご紹介するグリーンアスパラガス。「ゆでる」、「焼く」だけじゃない!おいしい活用術をご紹介します。

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■グリーンアスパラガスの活用術

 旬のグリーンアスパラガスは、ゆでたり、フライパンでグリルするだけでも十分おいしいのですが、今回はグリーンアスパラガスの鮮やかな緑色を生かしたアレンジ料理をご紹介。

 一つ目はグリーンアスパラガスのソースです。ゆでたグリーンアスパラガスとそのゆで汁を少量、生クリームやバターを加えてフードプロセッサーにかけ、塩で味を調えれば鮮やかなソースの完成です。グリルした魚のソースにピッタリ!グリーンアスパラガスの穂先だけを残して、仕上げに添えても◎

 二つ目は、グリーンアスパラガスのパスタです。グリーンアスパラガスは、使うパスタの太さと同じ幅にせん切りにします。パスタのゆで上がりの12分前に、せん切りにしたグリーンアスパラガスを加えて一緒にゆでます。パスタと一緒にゆでることで、パスタにはグリーンアスパラガスの風味が、グリーンアスパラガスにはパスタの風味がうつります。ゆで上がったパスタとグリーンアスパラガスは、風味を生かすために、ペペロンチーノ風にシンプルに仕上げます。春らしい色鮮やかなグリーンアスパラガス料理をぜひお試しください!

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■グリーンアスパラガスの栄養素

 グリーンアスパラガスには、抗酸化作用のあるβ-カロテンやビタミンEやビタミンCのほか、造血作用のある葉酸やビタミンB群なども多く含まれています。

 特に注目したいのは、名前の由来にもなっているアミノ酸「アスパラギン酸」です。「アスパラギン酸」は、新陳代謝を促し、疲労回復を助けます。

 4月は環境の変化が多く、何かとストレスがたまり、疲れやすい時期です。抗酸化作用や疲労回復を助けるグリーンアスパラガスを食べて、健康に過ごしましょう。

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 食材の旬や保存方法に関する知識は、「食生活アドバイザー(23級)合格指導講座」、「野菜スペシャリスト講座」、「食育実践プランナー講座」でも欠かせないものです。また、調理師試験では、旬の食材に関する問題が出題されることもあります。

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