2025年3月31日 春からはじめる紫外線対策
春らしい陽気が続いたと思ったら、翌日には冷たい雨。三寒四温とはよく言ったものですね。気温の大きな変化で体調を崩したりしていませんか。
さて、春と言えば紫外線が強くなり始める季節。冬の延長で紫外線対策を怠っていると、肌トラブルを起こしやすくなります。今回は紫外線とその対策について考えてみましょう。
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<紫外線>
紫外線のうち、地上に届くのは「A波(UVA)」と「B波(UVB)」の2種類と言われています。A波は、肌への作用は弱いものの、肌の奥の真皮にまで侵入し、肌のハリや弾力を失わせます。B波は、肌に急激な障害を与える作用が強く、炎症やしみの原因になるほか、肌表面やDNAを傷つけるなど、生体にも影響を与えます。
<季節・時間・天候によって変わる紫外線>
紫外線は3月から徐々に強くなり、7~8月にピークを迎えます。3月下旬の今、すでに強い紫外線がお肌を傷つけている可能性があります。
▲気象庁「日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ(つくば)」
紫外線が強いのは午前10時~午後2時ごろですが、日差しが弱い朝夕でもA波の量はほとんど変わりません。紫外線が強い季節は、どの時間帯でも日焼け対策が必要と言えます。紫外線は、曇りや雨の日にはある程度遮断されますが、薄い雲ではB波の80%以上が透過してしまうので、曇りの日でも注意が必要です。
<食事による紫外線ケア>
紫外線によるダメージのケアには、β-カロテン、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化ビタミン、リコピンやポリフェノールなどの抗酸化作用のある機能性成分が有効です。
今の季節ですと、グリーンアスパラガスやそら豆など。β-カロテンやビタミンEなどの脂溶性ビタミンは、油と一緒にとると吸収率がUPします。油で炒めたり、和えたりする調理法がおススメです。また、竹の子や菜の花には、ビタミンCが含まれています。旬のいちごもビタミンCが豊富です。いちごはこの時期、価格も手ごろになるので、デザートだけでなく、ジュースやサラダ、焼いた魚や肉のソースなど、いろいろなお料理に活用しましょう!
▲ホタテのいちごソースがけ
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