2025年3月10日 2025年お花見のトレンドは?

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 3月に入り、日に日に春が近づいている気配を感じます。そろそろお花見の計画を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今年の桜の開花は、320日前後と予想されているようです。

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 お花見といえば、食事やお酒などの飲み物を持ち寄り、桜の木の下で宴会することが定番でしたが、コロナ禍を経て、お花見のスタイルも多様化しています。

 Uber Eatsをはじめとする食品や料理の配達サービスの普及、飲食店のテイクアウトメニューの充実などにより、あらかじめ準備せずとも、集まった場所で気軽に宴会ができるようになりました。2月の後半から3月にかけては、デパ地下だけでなくコンビニでも、お花見弁当や桜スイーツなどの品ぞろえが強化されるので、大勢で集まらなくても、家族だけで、または一人でもお花見気分を味わうことができます。また、桜の見える(見えなくても)飲食店の「お花見コース」や、ホテルのアフタヌーンティやビュッフェの「桜」や「いちご」フェアなど、いたるところで春メニューが盛んに提供されるようになり、お花見の「誰と」「どこで」「何を食べる」かの選択肢がぐっと増えたように感じます。

 一方で、物価高や円安の影響も大きく、手作り派も増えるのではないでしょうか?そこで今回は、手作り派におススメしたい簡単お花見メニューをご紹介します。

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▲桜ご飯のお弁当

 桜をテーマにした料理を振るまうならば、桜花の塩漬けをあしらったり、野菜を花びらの形に型抜きしたりするだけで、視覚から特別感が演出できます。桜の葉由来の桜風味を活かしたいときは、桜葉の塩漬けを使います。桜葉の塩漬けは、水にさらして塩抜きをしますが、水にさらしすぎると風味まで抜けてしまうので、塩梅が難しいところ。そこでおススメしたいのが、桜ごはんです。昆布や日本酒とともに炊いたご飯に、桜葉を細かく刻んだもの(12/合)と桜の花びらを混ぜるだけ。炊きこんでしまうと香りが抜けてしまうので、温かいご飯に混ぜるだけで十分です。もちろん器によそったら桜花をあしらうのをお忘れなく。

バケットにたっぷりバターとチーズとタコのマリネとマッシュルーム、粒コショウをパラり.jpg

▲バターとチーズをのせたバケットに、タコのマリネとマッシュルームを添えたピンチョス

 もっと簡単にパーティーメニューを用意したいなら、火を使わない簡単おつまみはいかがでしょうか。ナッツやドライフルーツ、オリーブ、クラッカー、ポテトチップスなどを、ちょっと素敵な器に盛ったり、ピンチョス風に串や楊枝に刺して並べるだけ。数種類のチーズやシャルキュトリを盛り合わせたり、モッツアレラやクリームチーズ、ヨーグルトなどの乳製品に塩とスパイスで味付けし、生ハムやスモークサーモンと生野菜、フルーツと組み合わせるなど、ひと手間かける方法も。スプラウトやベビーリーフ、スティック野菜などの生野菜に、マヨネーズやヨーグルトにマスタード、明太子、ピクルスのみじん切りなどを加えたディップを添えてもおしゃれです。かといって頑張って加熱調理までは不要です。ネギと納豆を混ぜてポテトチップスに乗せたり、お刺身とキムチを合わせてゴマをふったり、タコときゅうり、マッシュルームを豆板醤とゴマ油で和えたり、モッツアレラチーズに生ウニとわさびをトッピングなどなど。燻製の牡蠣、オイルサーディンなどの缶詰を缶ごとオーブントースターで焼き、レモン汁をふりかければ、温かいおつまみも簡単です。そのままでもおいしい食材を様々に組み合わせるのがコツです!今年は簡単メニューで気軽にお花見を楽しみませんか?

 

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