2025年2月20日 料理に合ったお肉を選ぶ!
2月前半は強い寒気の影響で、厳しい寒さが続きました。日本気象協会によると、3月は平年より高い気温が予想され、一気に春が訪れるようです。春まで、あと一歩ですね。
これからの季節、卒業や入学、歓送迎会にお花見と大人数で集まる機会が増えます。そこで今回は、自宅で食事をふるまったり、お弁当を作る際に気に留めてほしい「料理に合ったお肉選び」についてご紹介します。
お肉を選ぶとき、用途に合わせて選ぶことが一般的だと思います。たとえば、ヘルシーな料理にしたいなら脂肪の少ない鶏むね肉、霜降りのやわらかい肉質を味わいたいなら牛サーロイン、脂肪が少なくさっぱりとした味わいの豚もも肉を豚しゃぶに、というように。では、スーパーなどでも比較的安く売られている「切り落とし」と「小間切れ」。両者の違いをご存じでしょうか?
▲上は「小間切れ」、下は「肩ロース切り落とし」
一般的に、「切り落とし」は部位が特定されているお肉、「小間切れ」は部位が特定されておらず、さまざまな部位の肉が混ざったお肉です。食品表示をよく見ると、切り落とし肉には、「肩ロース切り落とし」や「バラ切り落とし」というように部位が記載されています。
広げたり、巻いたりと目的がある場合は「切り落とし」を使うのがおすすめです。広げて生姜焼き、野菜を巻いて八幡巻きなど。チンジャオロースにする場合は、「切り落とし」を繊維と平行に細長く切ります。繊維を断ってしまうと、炒めている間にボロボロになってしまうので要注意。一方、野菜炒めやチャーハンには「小間切れ」を。また、ひき肉を使いたいとき、小間切れ肉を包丁でたたいて、お好みの粗さにして使うのもおすすめです。シューマイには、小間切れ肉をやや粗めにたたいたひき肉を使うと、肉の食感が適度に残ったジューシーな仕上がりになります。
肉の部位別の特徴を知ると、料理がますます美味しく楽しくなりますよ。お肉を選ぶ際は、食品表示をよく見て、目的に合ったものを選んでみましょう。
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