2024年12月20日 冬のあったか美容~フルーツの魅力~

タイトル.jpg

 今年も残り10日ほどになりました。毎年この時期に思うのですが、今年もあっという間の1年でした。年々四季があいまいになっているように感じていますが、今年は特に夏からいきなり冬になったような感覚です。急な気温の変化で体調を崩したり、肌荒れやココロの不調を感じることも多いのではないでしょうか。心身の健康には、「食事」「運動」「休息」の3つが重要です。今回は、3つのうちの「食事」に注目し、健康にも美容にも最適な旬のフルーツの効果と活用法をご紹介します!

天王洲ツリー横2024mini.jpg

<フルーツの栄養素>

 フルーツを食べるメリットといえば、「ビタミン」と「食物繊維」の補給です。

 「ビタミン」は体の調子を整える大切な栄養素。例えば、ビタミンCやβ-カロテン、ビタミンEには活性酸素を除去し、細胞を保護する抗酸化作用があります。つまり、免疫力を高め、美肌効果を期待することができるのです!

 「食物繊維」は、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内フローラを整えるのに必要です。人間の回腸から大腸には数100兆個もの微生物が生息しており、この微生物群を「腸内フローラ」と呼びます。腸内フローラは、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つの菌にわけられ、腸内では3つの菌がバランスを保って、免疫システムを維持しています。しかし、悪玉菌が優勢になると、免疫システムが維持できなくなります。食物繊維を摂るほか、善玉菌を含む発酵食品を摂取することも、腸内フローラを整えるのに有効です。

 「ビタミン」と「食物繊維」、どちらもこの時期、積極的に摂っていきたい栄養素ですね。

フルーツティmini.jpg

<冬こそフルーツをたべよう!>

 冬が旬のフルーツには、りんご、柿、みかん、ネーブルオレンジなどがあります。りんごや柿には食物繊維が多く含まれ、柿、みかん、ネーブルオレンジは、ビタミンが豊富です。

 水溶性ビタミンであるビタミンCは、熱に弱く、水に溶けだす性質があるので、調理の際に損失されやすいビタミンですが、フルーツは生で食べることができるので、損失がほとんどありません。調理の手間なく手軽に栄養素を補給できるフルーツ。冬の健康&美容に最適な食材です!

 寒い時期にぜひ試してみたいのが、フルーツティーとフルーツワイン。どちらも「フルーツ+ハーブまたはスパイス」が基本です。ハーブ(スパイス)は何でも大丈夫。お好みの組合せを見つけてみましょう。

 まずは、フルーツティー。淹れたての紅茶(茶葉でもティーパックでも)にグラニュー糖を溶かし、カットしたフルーツとハーブ(スパイス)を入れます。ティーポットをキャンドルウォーマーなどで保温すると、フルーツの風味とハーブ(スパイス)の香りがさらに良くなるのですが、蒸らすだけでもOKです。「りんご+シナモン」、「オレンジ+カルダモン」のほか、いろいろなフルーツをミックスしてもいいですね。さらに生姜を加えると体がホカホカと温まるのでおすすめです。

 次にフルーツワイン。鍋にワインとグラニュー糖、ハーブ(スパイス)を入れて火にかけ、沸騰しないように温めます。最後にカットしたフルーツを入れてなじませます。シナモンや生姜のほか、香りの強いクローブやスターアニス(八角)もおすすめ。トウガラシやブラックペッパーでパンチをきかせても。フルーツは、りんごやオレンジ、レモンが一般的です。甘味は、グラニュー糖の代わりにはちみつを使うと、風味とコクがプラスされます。

スパイス2mini.jpg

 ユーキャンでは、おうち時間を充実させる食に関する講座を多数ご用意しています。野菜や果物について学べる「野菜スペシャリスト講座」、味の組み合わせのセオリーを学ぶ「食育実践プランナー講座」のほか、「発酵食品ソムリエ講座」、「スイーツコンシェルジュ講座」などなど、バラエティ豊かな講座を取りそろえています。

 ご興味のある方はコチラへ→ユーキャン「食関連講座のご案内」

 師走のあわただしい時期ではありますが、元気に年を越せますように。そして来年は、落ち着いたよい年をむかえることができますように。