2025年6月20日 ひんやり手作りゼリー
変わりやすい天気が続いていますね。気温が高い日もあり、早くも夏を感じます。蒸し暑い時期は、さっぱりとしたものが恋しくなります。簡単に作れるひんやりおやつはいかがでしょうか。
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◆寒天ゼリーとゼラチンゼリー
寒天やゼラチンを溶かした液体を冷やすと、凝固(ゲル化)します。この性質を利用したものに、ゼリーやババロア、水ようかん、寄せ物などがあります。
寒天の原料は、てんぐさやおごのりなどの紅藻類で、主成分はアガロース、アガロペクチンです。一方、ゼラチンの原料は、牛や豚などの皮や骨、腱で、主成分はコラーゲンです。寒天ゼリーはほろっと崩れやすい口当たりなのに対し、ゼラチンゼリーは弾力性が強く、ぷるんとした口当たりが特徴です。どちらもゲル化剤として使われますが、特徴に応じて使い分けられています。
寒天は沸騰させて煮溶かし、常温でも凝固します。ゼラチンは、沸騰させずに湯せんなどで煮溶かし、冷蔵庫に入れるか氷水にあてて凝固させます。
▲2色のゼリーを使ったフルーツポンチ
◆色、形、ゼリーの可能性は無限大!!!
今回は、夏らしく涼やかにカラフルなゼリーを使ったデザートをご紹介します。ゼリー溶液4%程度の硬めのゼリーを作ります。オレンジジュースやグレープジュースなどカラフルなジュースに、少量の水でふやかしたゼラチンを加え、沸騰させないように煮溶かします。バットなどに流し込み、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固めます。固まったゼリーを四角く切って器に盛り、サイダーを入れればカラフルなゼリーポンチの完成です。グラスに盛りつけてもかわいいですが、大きなボールに、キウイフルーツやパイナップルなどの果物を一緒に加えれば、家族やお友達が集まる席でも盛り上がること間違いなし!
ゼリーや寒天は、小さな器に入れてそのまま冷やすだけでもいいですし、違う色の溶液を使って二層にすることもできます。硬めに作って型抜きで抜いても楽しそう。濃度を低くしてクラッシュするとキラキラとしたゼリーが完成します。色も形も無限大!寒天とゼラチン、それぞれの特徴を知り、お好みのゼリーをつくってみませんか。
▲お好みの濃さ、固さでつくるコーヒーゼリーにもぜひ挑戦していただきたい!
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