2026年9月10日 秋の食卓に海藻をプラス

少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。食欲の秋、新米に果物、野菜と旬のおいしい食材が豊富な時期ですね。秋の実りからたくさんの栄養素をいただきましょう!
ただし、涼しくなり食欲が戻る秋は、つい食べ過ぎてしまうこともあります。そんな時に取り入れたいのが海藻です。海藻は低エネルギーで食物繊維やミネラルが豊富。毎日の食事に加えるだけで、栄養バランスを整える手助けになります。そこで今回は「海藻」のお話です。

▲さまざまな海藻があります
〇海藻の種類
海藻は色の違いによって、大きく「緑藻類」「褐藻類」「紅藻類」の3つに分類されます。それぞれ生育する環境や含まれる色素などが異なります。
緑藻類:アオサノリなど
もっとも浅い水域に生息する藻類で、太陽に近いことから、光合成をおこなう器官である葉緑体を多く含み、多くは緑色です。β-カロテンやビタミンB1・B2などが豊富。鉄やカリウムも多く含まれます。
褐藻類:コンブ、ワカメ、ヒジキ、モズクなど
緑藻類よりも深い場所に生息。コンブやワカメ、ヒジキなどに含まれる色素成分フコキサンチンは、強い抗酸化力を持つことで知られています。食物繊維が豊富。
紅藻類:アマノリ、テングサなど
もっとも深い位置で生息する藻類。食物繊維が多く、カリウムなどのミネラルやビタミン類もバランスよく含まれています。

▲ヒジキとおからのサラダ
〇海藻の栄養素
種類によって含まれる栄養素は異なりますが、海藻の魅力は、豊富に蓄えた海のミネラルと食物繊維です。カリウムやマグネシウムなどのミネラルは、カラダにとって重要な栄養素ですが、現代人に不足しがちです。また、海藻に含まれる水溶性食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにして血糖値の上昇を抑えたり、血中コレステロール値を低下させるなどの働きがあります。ほかにも、β-カロテンやフコキサンチンなど抗酸化作用を持つ海藻もあり、美容や健康維持に役立ちます。

▲キャベツとワカメの煮びたし
〇もっと海藻を食べよう
海藻類は、日本では古くから食べられてきた歴史があり、みそ汁の具、煮物、酢の物、おにぎりなどの日本料理には欠かせない食材です。私たちも日常的に食べていますが、定番メニューだけでなくもっといろいろな料理に活用してみませんか?
海藻は、うま味があるので、料理に加えるだけでおいしさがアップします。また、うま味が加わることで、調味料を少なくでき、減塩もかないます。
油との相性が良く、もやしやニラなどの野菜と炒めるだけで、ミネラル豊富な一品が完成。ごま油などの風味のある油との相性も抜群で、オリーブオイルと唐辛子でペペロンチーノ風味もおすすめです。モズクは、薬味をたっぷりのせていただくのも美味しいですが、チヂミの具や、天ぷらにしても◎。海藻を野菜のひとつとして考え、さまざまな料理に取り入れてみてください。
食欲の秋は、おいしいものが増える季節です。旬の食材とともに海藻も上手に取り入れながら、栄養バランスのよい食生活を楽しみたいですね。
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