2026年6月19日 夏ドリンクで疲労を吹き飛ばそう

すっきりとしない梅雨空が続いていますね。夏の厳しい暑さとは異なるじっとりとした蒸し暑さが体に堪えます。そこで今回は、疲労回復におすすめのドリンクをご紹介します。

◆暑い時期の水分補給◆
年齢や性別などにより個人差がありますが、一般的に、健康な成人の水分出納は2,500mL/日程度とされています。水分は食物などからも摂取していることから、飲料として1日に必要な水分量は1,000~1,500mLといわれています。人間は、汗をかくことや、体表面から熱を逃がすことで、体温を調節しています。これには水分が必要です。気温が高いと、発汗が増えることから、水分補給は通常時以上に大切になるのです。
また、汗には塩分が含まれているため、汗をかくと体内の塩分が失われ、そのバランスが大きく崩れると、けいれんなどを起こします。大量に汗をかいた場合は水だけでなく、塩分(ナトリウム)を補給することも大切です。ただし、いわゆるスポーツドリンク等はナトリウムだけでなく、糖質も多く含んでいるため、摂り過ぎると糖質過多になるので注意が必要です。
水分は、一度に大量に補給すると、腎臓に負担をかけたり、胃液を薄めてしまうので、コップ1杯程度(約200mL)ずつ補給するとよいでしょう。汗をかく前と後、さらにはその途中で、とこまめな水分補給を心がけましょう。
◆クエン酸と酢酸で疲労回復◆
上手な水分補給を学んだところで、疲労回復効果のあるクエン酸や酢酸を使ったドリンクをご紹介しましょう。
クエン酸や酢酸には、体内でエネルギー産生を促し、疲労回復をサポートする効果があることが知られています。クエン酸は、レモン、ライム、オレンジやカボスなどの柑橘類のほか、リンゴや梅などにも含まれています。酢酸は食酢の主成分です。
果汁や果実酢をお好みの飲料で割るだけでも、スッキリ爽快なドリンクになりますが、レモンを使った自家製のジンジャーシロップやクラフトコーラを作ってみてはいかがでしょうか。家庭でも比較的簡単に作れるのでおすすめです。
ジンジャーシロップは、鍋にスライスした生姜と砂糖、水(およそ1:1:1)、シナモンなどのスパイス、レモン汁をお好みで加えて煮詰めるだけ。コーラベースは、鍋に輪切りのレモン、柑橘類の皮、砂糖、水を入れ、カルダモン、シナモンスティック、クローブ、ナツメグ、バニラビーンズペーストを加えて煮ます。スパイス類の量や種類はお好みで。レモンから苦味が出ないように、煮詰めすぎないことがポイント。すぐに漉さずに一晩冷蔵庫で寝かせてから使います。あとは、炭酸飲料で割って、お好みの味を楽しみましょう。

▲りんご酢と冷凍ブルーベリーのスムージー風
◆甘酒は飲む点滴◆
実は甘酒も、暑い時期におすすめのドリンクです。
甘酒といえば、冬に飲むイメージがあるかもしれませんが、江戸時代には「夏の風物詩」でした。ブドウ糖やアミノ酸、ビタミンB群などが豊富に含まれている米麹甘酒は、江戸時代の庶民のあいだで、体力回復に効果があるとされ、7~9月に夏バテ防止のために飲まれていました。
米麹を使用した甘酒は、炊いたご飯(またはお粥)に米麹を加え、60℃で6~8時間発酵させて作ります。麹菌の酵素アミラーゼが、お米のデンプンをブドウ糖や麦芽糖に分解するため、米麹甘酒には、砂糖を加えなくても自然な甘味があります。また、アルコールを含んでいないので、どなたでも、いつでも安心して飲むことができます。ブドウ糖をはじめとするこれらの成分は、病院で使われる点滴と同じであることから、米麹甘酒は「飲む点滴」ともよばれます。

▲甘酒
今回は趣向の異なるおすすめの飲料をご紹介しました。ぜひご家庭でも挑戦してくださいね。
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