みんな億万長者になれる!?
最近、テレビのニュースを見てると、老後破産とか、所得格差とか、何だか暗い話題ばかりで落ち込んじゃうな...
ぼくたちはいくら働いても、マイホームどころか、クルマも買えないらしいよ。
何だか、がんばる気がなくなっちゃうよな...
若い2人が何を言っているの。
2人には若さという特権があるじゃない。気合でがんばりなさい!
気合だけじゃどうにもならないよ。
お肌のハリといっしょよ(涙)
...
おいおい、お母さんの言うとおりだよ。
2人の長い時間が宝物なんだ。
それはそうだけど、時間はお金にならないよ。
いやいや、ところがそうでもないんだ。
時間はお金に変えることができるんだよ。
おじいちゃん、魔法が使えるんだね。
そうじゃ。
おじいちゃんは複利という魔法が使えるんじゃ。
フ・ク・リ?
複利って、お金がお金を増やす仕組みでしょ。
そもそも元手となるお金がないんだもん。どうにもならないよ。
安心しなさい。
若者には元手となるお金の替わりに、時間という元手があるだろう。
気合で、長時間働けってオチじゃないよね...
疑り深いのぉ。
シンプルに、少しずつコツコツと貯めるだけさ。
お母さんのヘソクリといっしょね♪
お父さんには内緒よ♪
・・・
話を戻してもよいかな?
例えば、わしが毎日行っているカフェのコーヒーは1杯300円だ。
この300円を使わずに、毎日、株式市場に投資したら、2人がわしの年齢ぐらいになったときに、いくらになると思う?
たった300円でしょ。
毎日貯めても1ヵ月で1万円にもならないから、たいしたことないんじゃない。
えっと、私がおじいちゃんの年齢になるまで50年かかるでしょ。
月1万円として年間12万円だから、50年で600万円くらいかな。
結構、いいかもね♪
おいおい、わしはそこまで年をとっておらんが...
まぁ、よい。とにかく、毎日300円ずつ貯めながら、それを株式市場で運用すると、50年後には、なんと5,000万円近くになるんだ。
ごっ・せん・まん!
どうして、そんなに増えるの?
複利と時間のパワーだよ。
例えば、アメリカの株式市場の長期的な平均利回りは7%程度だ。
毎日コーヒー1杯分の300円、月に1万円ずつのお金でも、コツコツ積み立てて、7%の複利で増やすと、50年後にはすごい金額になるんだよ。
じゃあ、月2万円ずつ貯めたら1億円?
そうさ。億万長者だ。
もちろん株式市場の7%という利回りは保証されたものではないが、若い2人には、夢のある話だろう。
おじいちゃん、億万長者っておいしいの?
明日は、ぼくもカフェに連れってって♪
ライフプランと資金計画のテキスト(年金終価係数のページ)も参考にして下さいね。