2025年9月10日 混ぜて冷やすだけ「セミフレッド」に挑戦!
9月に入りましたが、あいかわらず暑い日が続いていますね。冷たいものが恋しい時期はまだ続きそうです。今年ほど頻繁にアイスやかき氷を食べている夏は初めてかもしれません!そこで今回は、混ぜて冷やすだけのデザート「セミフレッド」をご紹介します。冷たいおやつでおうち時間を涼しく過ごしましょう。
日本でもよく知られているイタリアのドルチェ(デザート)には、ティラミスやジェラート、パンナコッタなどがあり、近年ではマリトッツォも大きなブームとなりました。イタリアの冷たいドルチェとして知られる「セミフレッド(semi freddo)」は、「半分冷たい(凍った)」という意味で、半溶けの状態で提供されるアイスクリームケーキ。カスタードクリームにイタリアンメレンゲ、生クリームを加え、コーヒーリキュールやビスケット、砂糖漬けのフルーツなどのお好みの具材を加えて型に入れ、冷やし固めたものです。牛乳を使ったアイスクリームは、常温ですぐに溶けてしまいますが、生クリームを使うセミフレッドはすぐにはしゃばしゃばに溶けません。
▲キウイとブルーベリーのセミフレッド
今回はご家庭にある材料で簡単に作れるセミフレッドをご紹介します。基本の材料は、卵、砂糖、生クリームの3つです。卵黄、卵白、生クリームをそれぞれに泡立ててから混ぜ、お好みの香り(リキュールなど)やチョコレート、ナッツ類、冷凍フルーツなどを加えて型に入れ、冷凍庫で冷やし固めれば完成です。卵白だけだと「ふわっ」とした仕上がりに、卵黄を加えるとなめらかな仕上がりになります。別の料理で残ってしまった卵黄や卵白の消費にもピッタリのレシピです。コクを与える生クリーム、甘さを加える砂糖はお好みで調整してください。
<作り方>
①卵黄と砂糖を白っぽくなるまで泡立てる
②別のボウルで卵白と砂糖を泡立ててメレンゲを作る
③さらに別のボウルで生クリームを8分立てまで泡立てる
④③のボウルに①と②、お好みの具材を加えて混ぜ合わせ、型に流し入れる
⑤冷凍庫で3~4時間冷やし固める
▲型から出した状態のセミフレッド。お好きな厚さにカットし、半解凍状態でいただきます。
今回は、卵2個、砂糖大さじ3、生クリーム200mLにカットしたキウイフルーツと冷凍ブルーベリーを加えました。卵白の泡は、砂糖を加えることで安定性が増すため、メレンゲを作るときは砂糖を加えることがポイントです!
ボウルを3つも使うので一見手間がかかりそうですが、それぞれ泡立てて混ぜ合わせるだけなので意外と短時間で完成します。また、アイスクリームは、冷凍庫に入れた後、空気を入れるために数時間おきに攪拌する必要がありますが、セミフレッドは、先に攪拌しているので、冷凍庫に入れたら凍るのを待つだけ。火やオーブンを使う工程もないので、暑い時期にも挑戦しやすいレシピです。夏のデザートのレパートリーにぜひ加えてください。
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