2025年1月10日 新年の目標は「カラダを整える」
2025年はじめての「食の講座 指導部通信」です。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、すっかり年も明け、気忙しい年末年始もひと段落したころですが、カラダがいつものペースに戻っていないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、体重を減らす「ダイエット」ではなく、「カラダを整える」という視点から、健康を考えてみたいと思います。
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毎日健康に過ごすためには「食事・運動・休養」の3つが必要です。とはいえ、実行に移すのも、継続するのもそう簡単ではありません。
もっと気軽に、もっと簡単にカラダを整える方法をご紹介します。
【食事】 ~食べ過ぎ、飲み過ぎに気をつけよう!~
最も簡単な食事管理は、食べ過ぎない、飲み過ぎないことです。月並みに聞こえますが、これが簡単なようで意外と難しい。
例えば、食べ過ぎてしまった翌朝、胃が重いと感じたことはありませんか?食事の時間になってもお腹が空いていないことは?「胃が重い」、「お腹が空かない」は、食べ過ぎ飲み過ぎのサイン。前回の食事、間食の内容や量を思い出し、食事の適量を知りましょう。
「食事記録」をつけることは有効です。新しいノートを用意してもいいですし、普段使っている手帳にメモしたり、スマートフォンのメモ機能に記録したり、写真で残したり、どんな方法でも構いません。食事記録をつけて食事量を「見える化」すると、食生活を客観的に見ることができ、食べ過ぎや飲み過ぎを防ぐことができますよ。
食べ過ぎ(飲み過ぎ)てしまったことをリセットしてくれる食品はありません!食べ過ぎ(飲み過ぎ)てしまったら、しっかりと反省した後、胃腸に負担をかけない消化の良い食事で、カラダの調子を戻すことを考えましょう。米やうどん、脂肪の少ない肉や魚、卵、やわらかく煮た野菜などは消化がよい食品です。一方、脂質や食物繊維が多いもの、香辛料などは胃腸に負担をかけるので避けましょう。
食生活の改善を実行に移すポイントは"できることから始める"です。行動を起こさなければ、何も始まりません!
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「運動」 ~動こう!~
運動と健康が深い関係にあることは、みなさんご存じのとおりです。定期的にウォーキングやランニング、ヨガ、水泳、テニスなどができたら理想的ですよね。
運動には「無酸素(性)運動」と「有酸素(性)運動」があります。「無酸素運動」は、瞬発的に大きな力を発揮する運動のことで、短距離走や筋力トレーニングなど。「有酸素運動」は、持久力が求められる運動のことで、水泳、ジョギング、ウォーキングなどです。「無酸素運動」では、主に糖質がエネルギーとして利用され、「有酸素運動」では、脂質がエネルギーとして利用されます。「筋力をつけたい」「蓄積した体脂肪を燃焼したい」など、目的に合わせて運動を選ぶと効果的です。
定期的にスポーツに取り組むことが難しい場合は、「活動量を増やす」を意識してみてはいかがでしょうか。例えば、エスカレーターを使わずに階段を使う、速度を速めて歩く、湯船につかりながら肩を回す、動画を見ながらスクワットをするなどなど。「運動」や「スポーツ」にとらわれず、カラダを「動かす」努力をしてみましょう。活動量が増えると筋力もアップし、疲れにくくなることで、さらに「動く」ことができるようになります。
理想は定期的な運動ですが、まずは無理せず、日常の中で"できることから始めましょう"!
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【休養】 ~好きなことを楽しもう!~
休養の「休」は、心身の疲労を睡眠や休息などで解消すること。「養」は、カラダを動かしたり、趣味の活動などで、心身をリフレッシュし、明日への英気を養うことです。前者を「消極的休養」、後者を「積極的休養」ともいいます。
疲れがたまると、つい休養の「休」ばかりになりますが、「養」も疲労回復に大切な要素です。難しいことは考えず、とにかく自分の好きなことを楽しむ時間を作ってみましょう。まとまった時間が取れない場合でも、数十分、数分でも好きなことに向き合えば、気持ちが前向きになることがあるかもしれません。ちなみに、私の「養」は、出勤前15分のカフェタイムです。週に1度できるかできないかというところですが、こりかたまったココロとカラダが解放される貴重なひと時です。
いくつかご提案いたしましたが、ひとつでもお役に立てる内容がございましたらうれしいです。
はじめから完璧にやろうとせず、気軽に取り組みやすいことから実行してみましょう。"できることから始める"がポイントです。
「食事・健康・休養」に関しては、ユーキャンの「食生活アドバイザー(2・3級)講座」や「野菜スペシャリスト講座」、「食育実践プランナー講座」でも学習することができます。
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