皆さん、こんにちは!
東京会場で行われる教室講義のサポートを担当している朝野真奈(あさの まな)です。平成30年7月7日に吉田講師が行った講義(直前対策講座 白書対策)を簡単にレポートします。
私は、開業社労士ですが、年金事務所で年金相談員もしております。今回の吉田講師の白書対策の中での「社会保障制度の沿革」については、政府の方針と年金実務が繋がり、感動しました。社会保障制度の沿革を学びながら、社会保障制度は法改正によって政府が目指している方向に進んでいる、ということを実感しました。「社会保障制度の沿革」は、公的年金制度を一般のお客様に説明する際にも、応用できそうです。
講義レポート
今回の直前対策講座白書対策は、①出題傾向の確認、②社一対策、③労一対策、がテーマでした。白書は学習が難しいですよね。労一・社一は苦手とする方も多く、学習したことが得点に結びつきにくい科目です。「一般常識が恐い」という印象を持つ方もいらっしゃいますよね。でも大丈夫!吉田講師からは、講義の始めに、「白書は今日一日で終わらせる、後は法令を押さえて、後日ちょこちょこ復習するくらい」「流れを理解する」「用語・考え方・覚えてもらいたいこと、何をどのように学習したら良いのかを伝える」との心強い言葉!一般常識を怖いと感じていた受講生の方々も安心されたのではないでしょうか。
今回の教室講義のポイントは次のようなものでした。
■今年の白書対策のテーマは、「社会保障のしくみ」!保険料で運用する「社会保険方式」、税金で運用する「社会扶助方式」について、しっかりと理解する!
■労働経済については、「就労条件総合調査」!覚えている必要はないが、こういうことが書いてあるという概要を押さえる!
■特に、法改正のあった法律(障害者雇用促進法、育児・介護休業法、職業安定法)や、目的や定義を押さえる!
白書については、あまり時間をかけて学習する必要はありませんが、出るところはしっかりと押さえておきたいですよね。吉田講師のメリハリのある講義により、今日一日で白書についての出題箇所のポイントを押さえることができました。
つぶやき
さて、前回のサポレつで、6月の社労士について書きました。今日は7月7日、私は、まだ6月の社労士の残骸を少し引きずっていますが、日常の業務も行っております。年金事務所での年金相談員も日常の業務の一つです。
先日、年金事務所に、お客様が老齢基礎年金の請求にいらっしゃいました。この方は、既に65歳に達していて、支給要件も満たしていましたので、老齢基礎年金の受給権者です。過去にお引越しをしたのですが住所変更の手続きをされていなかったので、同時に住所変更の手続きもしました。住所変更手続きをしていなかったため、どうやら、ねんきん定期便が届いていなかった模様です。この方は、ねんきん定期便にどのようなことが書かれていたのか知りたくなって、「今日、住所変更の手続きをしたから、今後はねんきん定期便は届きますよね?」と私に聞きました。さて、皆さん、この方に今後、ねんきん定期便は届くでしょうか。
ヒント①:この方は、老齢基礎年金の受給権者である
ヒント②:この方は、国民年金の被保険者ではない
そうです!この方には、ねんきん定期便は届きません。ねんきん定期便は、被保険者に対し、保険料の納付実績及び将来の給付に関する必要な情報を分かりやすい形で通知するものです。この方は、既に65歳に達し、被保険者ではありませんので、ねんきん定期便は届かないですよね。ご質問を受けながら、「ねんきん定期便による通知について、被保険者と受給権者をひっかけて、出題されるかもしれないなあ」なんて、講師病的に考えてしまいました(笑)。
最後に、当日の講師陣の写真です。 右から、黒岡講師、講義担当の吉田講師、佐々木講師です。私、朝野が撮影しました。3人とも素敵な笑顔です。