H さん
30歳代・女性・福岡県在住
合格年:平成26年
受験回数:4回
自己紹介:年金について深く知りたいと思い社労士を目指しました。現在は、社労士講座のサポート業務を行っております。
好きな言葉:「なりたかった自分になるのに遅すぎるということはない」

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合格した年に取り組んだこと「教室講義への参加」

私は4回目の受験で合格しました。1年目は学習計画を綿密にたてましたが、仕事に育児に忙しく、そのとおりに進まず落ち込んで終わりました。2年目、3年目は無計画に、時間が取れたらとにかく勉強するというスタイルをとって挑みましたが、やはり不合格という結果でした。そこで私が合格した年に実践したのは、教室講義に参加することでした。

教室講義はだいたい1週間から2週間おきにあるので、わざわざ計画をたてなくても、その講座の予習と復習をすることで1週間はすぐに過ぎてしまいました。また講義のなかで講師から、「現時点ではここまで理解できていればOK」等、具体的な話も聞けたので、安心して学習を進められました。また、どうしてもひとりで勉強していると途中からやる気がなくなってしまうことがあったのですが、教室講義で同じ目標を持つ受講生や講師の方々の話を聞くことで、適度な緊張感がうまれ、「絶対合格するんだ!」とやる気をおこしていました。

今、この文章を読んでいただいている方の中には、教室講義に参加したくても、地理的問題や時間的問題で参加が難しい方もいらっしゃると思います。その場合は、講義日程のスケジュールに合わせて学習をすすめ、分からないことは「質問回答サービス」を活用してみてください。また、息抜き感覚で「学びオンライン プラス」をのぞいてみるのもお勧めです。

ポイントは、気負い過ぎず、だけど緊張感をもって学習を継続していくことです。

社労士試験合格のための学習の範囲はとても広いです。一度覚えた気になっていてもすぐに忘れますし、覚えていても、それを試験当日にいかにスピーディーに記憶から引き出せるかが勝負です。そのためには、繰返しの学習と記憶に残るように印象づけていくことが大切です。 教室講義でも質問回答サービスでも、利用できるものはすべて利用して、是非合格しましょう!

すき間時間の作り方

合格するためには学習計画が大切とよく言われますが、1年目はそもそもどうやって計画したら良いのかが分かりませんでした。
私は、受験を開始した年に出産していたので、育児のためにテキストを読む時間がありませんでした。また、問題を解いていたら子どもが泣いて中断せざるをえない状態した。とにかく学習時間が足りませんでした。そのため、購入したテキストはきれいに本棚に並んでいましたし、ノートも作りませんでした。
1年目に不合格だったときは、正直子どものせいにしていました。そのため、子どもが大きくなってしっかり勉強すればすぐ合格できると思っていました。しかし、2年目、3年目と、子どもはいつまでも手がかかりました(当たり前ですね。)。

その頃には仕事復帰もしていたので、毎日ぐったり疲れて勉強どころではありませんでした。 そこで、まずは家中に自分の不得意な科目のテキストをコピーし貼りまくりました。

台所でも、トイレでも、すぐに目に入る場所にとにかく貼っておき、少しでも読むこ とにしました。覚えたらはがして、次のコピーを貼ることを繰り返しました。そうすることで、いつでも勉強している感覚を得られましたし、机に向かって勉強できない焦りを感じることもなかったうえ、思い出すときには、「トイレの右壁に貼って覚えたところだ!」と記憶を引き出すきっかけにもなっていました。
また、携帯のカメラで苦手なテキスト箇所を写真に撮り、外出先や寝る前にでもすぐに見られるようにしていました。 野菜を煮る3分、トイレで一息つく1分の「ついで学習」を重ねることが合格するための1点につながると信じて、お試しくだい!

【合格体験記】濱田先生.jpg

~私のノートの作り方~

私は「まとめノート」のようなものを作りたくてもとにかく時間がなく、問題を解くことだけで精一杯でした。そこで考えたのは、問題を解いて分からなかったところだけを簡潔に、かつ、ついでにノートに書きだすということでした。ただし、最初から分からないところを全部書いていたら間に合わなかったので、重要度が高いのに理解できていなかったところだけ書くという、自分なりのルールを決めていました。この作業は、インプット学習が終わって問題を解くアウトプット学習が進んだ頃、具体的には過去問を2周くらいした頃から実践しました。すべての科目で書出しが終わると、ちょうどノート1冊分くらいでした。その後は、ひまがあればそのノートを開いていましたが、「絶対覚えた!」と確信が持てた頁は、破ってノートから外しました。とにかく自分の弱点を見つけて徹底的に無くしていくことに力を入れました。合格後に気づいたのですが、これをノートではなく、ふせんに書き出してノートに貼りつけ、覚えたらはがすという方法でもよかったかなと思います。社労士試験はどの科目でも平均的に点を取ることが必要です。弱点はとにかく無くしていきましょう。