ソフトウェア開発管理技術
アジャイル開発
システムをより早く、仕様変更に柔軟に対応し、効率よく開発する手法のこと。アジャイル開発では、まず開発期間を1~2週間といった非常に短い期間に区切り、開発するシステムを小さな機能に分割する。この短い作業期間の単位を「イテレーション(イテレータ)」といい、イテレーションの単位ごとに、開発サイクルを一通り行って1つずつ機能を完成させる。1つの機能の完成の度にユーザからのフィードバックを得ていくため、リスクの最小化にもつながる。
出題例
令和元年秋 問49
アジャイル開発の特徴として、適切なものはどれか。
ア 各工程間の情報はドキュメントによって引き継がれるので、開発全体の進捗が把握しやすい。
イ 各工程でプロトタイピングを実施するので、潜在している問題や要求を見つけ出すことができる。
ウ 段階的に開発を進めるので、最後の工程で不具合が発生すると、遡って修正が発生し、手戻り作業が多くなる。
エ ドキュメントの作成よりもソフトウェアの作成を優先し、変化する顧客の要望を素早く取り入れることができる。
正解 エ