- 鈴木 直樹 さん
- 30歳代・東京都
- 合格年:平成29年
- 受験回数:5回
- 自己紹介:人事労務関連への興味、親の介護への直面をきっかけに社労士試験にチャレンジしました。合格後は一人前の社労士になるべく様々な勉強会で知識を磨いています。
- 好きな言葉:「敵は己の心中にあり」
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過信は禁物
私が受講生のときも、ユーキャンの講師陣は、アウトプット学習の重要性を何度も繰り返し受講生に伝えていました。しかし素直でない私は、受験当初よりある程度の手ごたえを感じていたため、テキストを繰り返し学習すればあまりアウトプット学習はしなくても大丈夫と思っていました。今考えると、知識が定着していないことに不安を感じ、なかなかアウトプット学習に踏み込めなかっただけかもしれません。
結果として2回目の受験では、選択式の2科目で1点ずつ足りず不合格、3回目と4回目の受験では、選択式の1科目で1点足りず不合格となってしまいました。特に4回目の受験直後には合格を確信していたため、解答速報を見て呆然自失でした。さすがに自信も消失し、一時は受験を諦めようとも思いました。しかし、ここでやめてしまっては今までの努力は水の泡だと思い、なぜ自分が不合格だったのか、原因を突き止めるべく真剣に考えました。
不合格の原因となった選択式の問題を見直し、間違えた理由を分析してみると、難問であったということもありましたが、「分からない...」と焦ってしまい、問題文をしっかり読まずに解答してしまったことが大きな原因であると結論が出ました。「やはり知識不足か」とも思いましたが、そうではありません。社労士試験では受験生の大半が覚えていなかった論点や、見たこともない問題が出るのは珍しくないからです。
ではどうすれば良いのか?
悩んだ末に出た答えは、講師陣のアドバイスどおり、アウトプット学習を徹底して行うというものでした。問題に慣れることで、答えが分からない問題にも冷静かつ柔軟に対応し、正答を導き出すことができるようになるのでは、と思ったからです。
アウトプット学習の重要性
合格した年の学習法は、今までのインプット中心の学習から、アウトプット中心の学習に大きく転換しました。具体的な学習法は、ゴールデンウィーク前までは、「テキストをさっと読む→各章を読み終えたら一度過去問を解く→分からない所はテキストで再確認をする」という流れで学習し、ゴールデンウィーク以後は、本試験までアウトプットを中心とした学習にシフトしました。
アウトプット学習は、選択式問題攻略集は労働編から解き、過去問攻略集は社会保険科編から解くようにしました。社労士試験の受験学習では、複数の科目に取り組むため、しばらく学習をしていない科目は内容を忘れてしまいがちなので、それを防ぐためです。最終的にはこれら2つの問題集(4冊)を3回解きました。また、知識があやふやだと感じた問題には「△」のマーク、間違えた問題には「×」のマークを付けておき、時間を置かずに復習することも心掛けました。
その結果、模擬試験や本試験では、分からない問題でも焦ることなく解くことができるようになりました。冷静に問題文を読み、問題の論点を考えることで正解肢を導き出すことも可能となり、択一式・選択式とも大幅に得点をアップさせることができました。
合格するためには、知識をしっかり定着させることも重要ですが、それと同じくらい問題を解くコツを身に着けることが重要であると痛感しました。
是非皆様も、インプット学習をひととおり終えた後は、アウトプット中心の学習で、問題を解くコツを身につけてください。
合格への近道
学習を進めて行くうちに、ユーキャンの教材だけの学習で本当に大丈夫なのか不安に思うことはありませんか? 確かに他にも良い受験指導校などがあるかもしれません。しかし、私はユーキャンのみで合格しました。私の場合は学習法が間違っていたため複数回受験することとなりましたが、ユーキャンの教材で正しく学習することで十分に合格可能です。逆に色々な受験指導校の講座や教材に手を出すことで、消化不良になり、結果的に合格が遠のく可能性もあります。使用するテキストや問題集を1つに絞って学習することが合格への近道になると思いますよ。是非ユーキャンを信じて学習をしてください!