「人が不正行為を働くまでには、どのような仕組みが働くのか」を理論として取りまとめたもの。不正のトライアングルでは、不正行為は「機会」「動機」「正当化」の3要素がそろったときに発生するとしている。
■機会
不正行為を実行しやすい環境が存在すること。例えば、「機密資料の入っている棚に鍵がかけてあっても、鍵の保管場所は社員全員が知っている」などは機会に該当する。
■動機
不正を起こす要因となる事情のこと。例えば、「経済的に困窮していたり、会社に恨みを持っていたりする」などは動機に該当する。
■正当化
都合のよい解釈や他人への責任転嫁など、自分勝手な理由付けのこと。例えば、「この会社は経営者が暴利をむさぼっているのだから、少しぐらい金銭を盗んだって問題ない」などと勝手に考えることは正当化に該当する。
正解 ウ