試験によく出る用語集

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セキュリティ

不正のトライアングル

「人が不正行為を働くまでには、どのような仕組みが働くのか」を理論として取りまとめたもの。不正のトライアングルでは、不正行為は「機会」「動機」「正当化」の3要素がそろったときに発生するとしている。

■機会
不正行為を実行しやすい環境が存在すること。例えば、「機密資料の入っている棚に鍵がかけてあっても、鍵の保管場所は社員全員が知っている」などは機会に該当する。

■動機
不正を起こす要因となる事情のこと。例えば、「経済的に困窮していたり、会社に恨みを持っていたりする」などは動機に該当する。

■正当化
都合のよい解釈や他人への責任転嫁など、自分勝手な理由付けのこと。例えば、「この会社は経営者が暴利をむさぼっているのだから、少しぐらい金銭を盗んだって問題ない」などと勝手に考えることは正当化に該当する。

出題例

平成31年春 問65


企業での内部不正などの不正が発生するときには、“不正のトライアングル”と呼ばれる3要素の全てがそろって存在すると考えられている。“不正のトライアングル”を構成する3要素として、最も適切なものはどれか。

ア 機会、情報、正当化
イ 機会、情報、動機
ウ 機会、正当化、動機
エ 情報、正当化、動機

正解 ウ