試験によく出る用語集

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システム構成要素

仮想化

1台のコンピュータに、複数の仮想的なコンピュータを動作させるための技術のこと。1台のコンピュータを論理的に分割し、それぞれに異なるOSやアプリケーションソフトウェアを動作させることによって、あたかも複数のコンピュータが同時に稼働しているようにみせることができる。ハードウェア資源を有効に利用できるため、ハードウェアの購入費用削減、保守費用削減、消費電力削減などのメリットがある。
1台のコンピュータに、複数の仮想的なサーバを動作させるための技術のことを「サーバ仮想化」という。
仮想化には、次のような種類がある。

■ホスト型
1台のコンピュータにOS(このOS を「ホストOS」という)がインストールされており、そのOS上に仮想化ソフトウェア(仮想化を実現するために必要となるソフトウェア)をインストールして、仮想的なコンピュータ(ここで動作するOSを「ゲストOS」という)を動作させる。アプリケーションソフトウェアは、ゲストOS上で動作する。

■ハイパバイザ型
1台のコンピュータに仮想化ソフトウェアを直接インストールして(ホストOSはインストールしない)、仮想的なコンピュータを動作させる。アプリケーションソフトウェアは、ゲストOS上で動作する。ホスト型と比較して、ホストOSの起動が必要ないため早く起動できる。

■コンテナ型
1台のコンピュータにOS(ホストOS)がインストールされており、そのOS上でコンテナと呼ばれる仮想環境を作り、アプリケーションソフトウェアを動作させる。コンテナには、ゲストOSという概念がなく、ホストOS上でコンテナが動作する。

出題例

平成30年春 問62


1台のコンピュータを論理的に分割し、それぞれで独立したOSとアプリケーションソフトを実行させ、あたかも複数のコンピュータが同時に稼働しているかのように見せる技術として、最も適切なものはどれか。

ア NAS
イ 拡張現実
ウ 仮想化
エ マルチブート

正解 ウ