システムを2組用意して、一方を主系(現用系)、もう一方を従系(待機系)として利用し、通常は主系で処理を行うシステム。主系に障害が発生した場合は、主系で行っている処理を従系に切り替えて処理を継続する。
デュプレックスシステムは、次の2種類に分けられる。
■コールドスタンバイシステム
主系と従系で別の処理を行う形態。主系に障害が発生していない間は、従系の資源を有効に活用できるというメリットがあるが、障害発生時にシステムを切り替える際、従系の処理をいったん停止する必要があるため、切り替えに時間を要する。
■ホットスタンバイシステム
主系と従系で別の処理を行わず、従系を常に主系と同じ状態で待機させる形態。従系は別の処理を行っていないため、障害発生時に迅速に切り替えることができる。
正解 ア