試験によく出る用語集

アルファベット
数字
  • 0
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
次のページへ
コンピュータ構成要素

センサ

光や温度、圧力などの変化を検出し計測する機器のこと。IoTシステムにおいては、センサで収集した変化や情報はクラウドサーバへ送られ、さらに価値ある情報になるよう、分析・加工される。
代表的なセンサには次のようなものがある。

■光センサ
光によって物の大きさや長さ、幅などの量、位置などを計測することができるセンサのこと。光が当たると電流が流れる半導体素子などが使われる。自動販売機での紙幣・硬貨の識別や、駅の自動改札での通行人の通過検知など、身近な場所で多く使われている。

■赤外線センサ
赤外線の光を電気信号に変換して、必要な情報を検出することができるセンサのこと。赤外線は温度を持つものから自然に放射されるが、人間の目には見えないという特性があるため、家電製品のリモコンから防犯・セキュリティ機器まで幅広く使われている。

■磁気センサ
磁気が働く空間での強さ、方向などを計測できるセンサのこと。ノート型PCの開閉時に画面の照明を切り替える非接触スイッチに利用されるなど、目的に応じて多種多様な磁気センサが存在し、電気・工学分野などで幅広く使われている。

■加速度センサ
一定時間の間に速度がどれだけ変化するかを計測できるセンサのこと。傾きや動き振動や衝撃といった様々な情報が得られるため、ゲーム用コントローラをはじめ、スマートフォンや情報家電で多く使われている。

■ジャイロセンサ
回転が生じたときの大きさを計測できるセンサのこと。ディジタルカメラの手振れ補正や自動車の横滑り防止などに使われている。回転の速度を表す量である角速度を計測できることから「角速度センサ」ともいう。

■超音波センサ
人間の耳には聞こえない高い周波数を持つ超音波を使って、対象物の有無や対象物までの距離を計測できるセンサのこと。光ではなく音波を使用するため、水やガラスなどの透明体、ほこりの多い環境でも測定できるという特徴がある。駐車場や踏切での自動車検知、輸送機器の障害物感知、魚群探知機などに使われている。

■温度センサ
温度を測定できるセンサのこと。「サーミスタ」などが使われる。サーミスタとは、温度の変化に対して、抵抗(電気の流れにくさ)が変化する電子部品のこと。温度センサは、エアコンなどで欠かせないものとして使われている。

■湿度センサ
大気中の湿度を測定できるセンサのこと。エアコンや加湿器などに使われている。

■圧力センサ
圧力を計測できるセンサのこと。物体に加わる圧力を計測するときに使われ、物体の変形を計測するときには「ひずみゲージ」が使われる。自動車の油圧計や、医療用の血圧計などで使われている。

■煙センサ
煙を測定できるセンサのこと。火災感知器などに使われている。