アルゴリズムとプログラミング
コーディング標準 【Ver.6】
プログラミングを行うメンバ間でプログラムを記述するときに決めておくルールのこと。複数のメンバでプログラミングを行うとき、メンバ間でコーディング標準を決めておくと、プログラム開発の効率化や品質の均一化を実現できる。変数名はどのような基準で付けるか、コメントの書き方はどうするかなどを決めておくことで、一貫性のあるプログラムが作成できる。コーディング標準がない場合、様々な様式のプログラムができあがってしまい、ソフトウェアコードの内容が読みにくく、保守性や使用性の低いプログラムになってしまう。

①インデンテーション
字下げのこと。「インデント」ともいう。プログラムを記述するとき、適宜字下げをすることでプログラムが見やすくなる。
②命名規則
ソフトウェアコード内に記述するプログラム名や変数名などの名前を付けるときの規則のこと。命名規則には、使用できない文字列や名前の長さの制限、大文字と小文字の区別などがある。
③ネスト
条件の中にさらに条件を付けて処理を分岐させるなど、何段階も処理を組み合わせたプログラムの構成のこと。「入れ子」ともいう。あまりに深すぎるネストは、処理効率が下がったり、エラーが発生したりするので、ネストの深さには注意が必要である。
④予約語
プログラムの仕様上、決まった意味を持つ単語のこと。「使用禁止命令」ともいう。命名規則を満たしていても、プログラム名や変数名などに予約語と同じ名前を付けることはできない。