試験によく出る用語集

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経営戦略マネジメント

PPM(Product Portfolio Management:プロダクトポートフォリオマネジメント)

企業が扱う事業や製品を、市場占有率(市場シェア)と市場成長率を軸とするグラフにプロットし、「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」の4つに分類する経営分析の手法のこと。4つの分類に経営資源を配分することで、効果的・効率的で、最適な事業や製品の組合せを分析する。

■花形
黒字だが、投資が必要な事業や製品。市場を維持するには資金はかかるが、収益率が高く、成長・成熟した事業や製品。

■金のなる木
少ない投資で黒字を生み出す事業や製品。市場占有率が大きいために、投資(資金)がかからず収益率の高い成熟した事業や製品。過剰な投資は抑えた方がよい。

■問題児
赤字だが、追加投資することで将来的には成長が見込める事業や製品。成長率は高いが市場占有率が小さいため投資(資金)が多い。将来、成長が見込める事業や製品で「花形」にするための戦略が必要である。

■負け犬
将来性が低く、基本的に撤退すべき事業や製品。投資の流出・資金の流入のどちらも低い、衰退した事業や製品。投資以上の収益が見込めなければ、撤退や縮小などを行う必要がある。

PPM(Product Portfolio Management:プロダクトポートフォリオマネジメント)

出題例

平成29年春 問34


PPM(Product Portfolio Management)の目的として、適切なものはどれか。

ア 事業を“強み”、“弱み”、“機会”、“脅威”の四つの視点から分析し、事業の成長戦略を策定する。
イ 自社の独自技術やノウハウを活用した中核事業の育成によって、他社との差別化を図る。
ウ 市場に投入した製品が“導入期”、“成長期”、“成熟期”、“衰退期”のどの段階にあるかを判断し、適切な販売促進戦略を策定する。
エ 複数の製品や事業を市場シェアと市場成長率の視点から判断して、最適な経営資源の配分を行う。

正解 エ