企業が扱う事業や製品を、市場占有率(市場シェア)と市場成長率を軸とするグラフにプロットし、「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」の4つに分類する経営分析の手法のこと。4つの分類に経営資源を配分することで、効果的・効率的で、最適な事業や製品の組合せを分析する。
■花形
黒字だが、投資が必要な事業や製品。市場を維持するには資金はかかるが、収益率が高く、成長・成熟した事業や製品。
■金のなる木
少ない投資で黒字を生み出す事業や製品。市場占有率が大きいために、投資(資金)がかからず収益率の高い成熟した事業や製品。過剰な投資は抑えた方がよい。
■問題児
赤字だが、追加投資することで将来的には成長が見込める事業や製品。成長率は高いが市場占有率が小さいため投資(資金)が多い。将来、成長が見込める事業や製品で「花形」にするための戦略が必要である。
■負け犬
将来性が低く、基本的に撤退すべき事業や製品。投資の流出・資金の流入のどちらも低い、衰退した事業や製品。投資以上の収益が見込めなければ、撤退や縮小などを行う必要がある。
正解 エ