2020.5月号 予定変更!でも合格はあきらめない

2020.04.30公開

新型コロナウイルスの影響で7月試験が中止となり、皆さんの学習のモチベーションはいかがでしょうか。今号は、学習計画の見直しなど、皆さんの疑問にお答えします。

Q:感染症のニュースが気になってしまい、不安で学習が手につきません。どうすればよいですか?
A:調べものをするつもりで、医療の内容を見てみましょう

Q7月に3級、11月に2級の受験予定だったのですが、今年はどのように受験すればよいですか?
A2級のみ受験することをオススメします

Q7月受験の予定で進めてきたのですが、先延ばしになってしまった期間、何をしたらよいですか?
A:計画的に問題演習を繰り返しましょう

それでは、1つずつご説明します。

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【いまこそ2級医療編がオススメ】

漠然とした不安に対しては、出せるものの答えを出していくほかありません。病気のことでの不安ならば、この機会に医療に力を入れて学習してみてはいかがでしょうか。

ニュースの内容がわかる
たとえば、ニュースでよく出てくる酸素療法と人工呼吸器の違いはわかりますか?この検定試験では在宅医療として、在宅酸素療法と在宅人工呼吸療法を学習します。また重症化のリスクが高いといわれる糖尿病や心臓疾患についても説明できますか?このように試験対策の学習にもいま生きる知識があり、知ることでこころの整理がつく側面があります。概要はテキストに載っていますよ。確認してみましょう(内部障害・糖尿病のところです)。

(...何も書かないのも意地悪なので少し補足を。在宅酸素療法は、鼻カニューレなどから酸素を吸入するもので、人工呼吸療法は、気管切開するか鼻マスクから空気を送り込み、呼吸を補助するものです。両者の違いを簡単にいうと、本人が酸素を吸うものと、吸わなくても空気が入ってくるものということです。なお体外式膜型人工肺(ECMO)は試験範囲にないのですが、これは肺の代わりとなる装置で、心臓から血液を抜き出してガス交換します。肺を休ませることができる点で、前述の2つとは大きく異なります。)

気分転換なら建築編へ
反対に、病気のことを考えると憂鬱に感じてしまうという方は、気分転換として建築の暗記に打ち込んでもよいでしょう。「2017.8月号 軸組構法の家が建つまで」をひたすら眺めて覚えたり、寸法を書き出して暗唱したりするなど、普段とは違った取り組みをしてみてください。

ちなみに、福祉の内容ですが、社会福祉協議会の行う「生活福祉資金貸付制度」も現在、重要な情報ですね。新型コロナウイルスの影響によって特例で行われている緊急小口資金等の緊急貸付について、これは試験範囲ではありませんが、この制度そのものは3級・2級のいずれの試験でも頻出です。厚生労働省のサイトをご覧になってみてください(このページの真ん中あたりだけ試験範囲です)。
厚生労働省「生活福祉資金貸付制度」のページはこちら

【確実に狙うなら2級にしぼる】

年に2回の試験が実施される前提で予定を立てていたのに、急きょ、一発勝負へと変更せざるを得なくなったという方、戸惑っていらっしゃることと思います。選択肢としては、同日3級・2級のダブル受験をするか、3級は受験せずに2級にしぼって挑戦するか、のどちらかです。そこで、個人的には後者をオススメします。

確実なのは2級一本
通常であれば3級・2級それぞれに内容の面白さがあり、受験する価値があるとお伝えしているのですが、今年は異例の状況ですので、実務に必要な2級取得を優先することをオススメします。

(といっても、2級にしぼることを勧めるというより、滑り止めのような意味合いで3級を受験する方がいらっしゃるので、それは今回お勧めできず、それなら2級に専念するほうがよいという考えです)

ダブル受験もO.K.
もちろん、3級も合格したい!という方は、同日ダブル受験で、一気に2つの合格証を手にすることを目指してください。毎年、春に入講し、11月にダブル合格を果たす受講生は大勢いらっしゃいます。時間はまだまだたっぷりあります。学習を進めながら、ゆっくりとご検討ください。

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【学習のリスケは問題演習で】

7月の試験に間に合うように進めてきた方は、今回の試験中止のショックがもっとも大きかったことと思います。とても残念なことですが、やむを得ない状況ですから、気持ちを切り替えましょう!先延ばしになった4か月半、学習計画を見直して有意義に過ごしてください。すべき学習は問題演習の繰り返しです。

復習は、完全に忘れる前にこまめに戻って行うことが効率の良い方法です。しかし2回目以降の問題演習では、答えを知っているので、どうしても思考が浅くなりがちです。そこで、あえて寝かせる期間を設けながら、そしてハードルを上げながら取り組むようにしましょう。

<スケジュール例>
56月:すべての教材、WEBテスト
すべて予定どおりに終えましょう。ここは先延ばしにしないこと!
7月:過去問2周目
本試験は中止でも、自宅で過去問を使った模擬試験はできます。本番と同じように2時間で過去問を解きましょう。
8月:でるポケ2周目
意外と忘れているところがあります。そこが弱点です。
9月:添削課題2周目
適宜テキストに戻りながら見直しをしましょう。
10月:過去問3周目
答えるだけでなく、解答・解説の内容を思い出すことを目指しましょう。
11月:でるポケ3周目
最終チェックです。やりこんだ問題だけでは足りない?...受講生は心配ご無用です。直前対策用の追加コンテンツがあります(これから作ります!)。

受講生でない方は、お手持ちの参考書や問題集を使って、同じように繰り返し取り組んでください。そして、回数を重ねるごと、単に正答番号を答えるのではなく、解説を思い出すなど、思考に負荷をかけることを意識しましょう。

▶連休中のノルマはWEBテスト制覇!
受講中の方は、短期的な計画として、この連休中に「WEBテスト制覇」を掲げてみてはいかがでしょう。短期間で全範囲をまわすと、全体のつながりが見えてきます。時間がとれる機会に一気にまわしてみてください。

以上、いかがでしたか?
元の生活を取り戻せるのはいつになるかわかりません。もしかしたらこの生活が長期間にわたるかもしれません。しかし、この混乱が去った後に、心身ともに健やかに暮らせる安全・安心・快適な住まいや、サービスを上手に利用していく知識が求められることは確かです。

いまできる目の前のこと、一つひとつに集中しましょう。必ず役に立つ日がきます。不安なことがありましたら、メール質問をお寄せください。応援しています。(駒木)

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