2020.4月号 2020年度試験に向けて

2020.04.01公開
2020.04.13更新

※第44回試験(7月5日実施予定)は中止になりました。

新型コロナウイルス感染拡大防止等の理由により、第44回試験を中止とすることが発表されました。7月の合格を予定していた方も多いことから、大変残念でなりません。目標が先延ばしとなり、また今後の試験実施に不安が募ることと思いますが、まずは、次回の11月試験は実施されることを前提と考えましょう。学習できる時間のある方は、学習を続けてください。今後も東京商工会議所の発表に注視し、皆さんへ必要な情報の提供と、学習サポートをお届けします。

今号では、来る直前期に効率的な学習をするために、合格率や過去問題の有効性、出題割合などの試験概要を確認します。

【受講中の方へ、WEBテストをリニューアルしました】

学びオンラインプラスの学習メニューにあるWEBテストを大幅に修正しました。これまでも取り組んできた方にはご不便をおかけしますが、最新の試験傾向に応じた改善ですので、ぜひご活用ください。

ちなみに、2級テキスト建築編については20問追加しています。うち10問は応用問題への対応として、図面の読み取り問題です。ちょっと欲張ってしまい、一問一答らしからぬ難しさ、論点てんこ盛りになりましたので、解説を読んでもわかりにくいところがあれば、メールでご質問ください。応用問題でよく問われる論点はここに凝縮しています。まずは3級から、とお考えの方も、早めに覘いてみてくださいね。

【合格率の推移】

それでは、目指すべきゴール設定を確認するために、合格率からみていきましょう。福祉住環境コーディネーター検定試験®の直近5年分の合格率は以下のとおりです。

合格率34-43.png

平均してみると、3級は53%程度、2級は44%程度、1級は9%程度になりました。しかし、試験によって合格率に大きな開きがあり、特に2級の浮き沈みには改めて驚きますね。

では、どの程度の難易度を想定して学習していけばよいのかというと、平均より少し難しめを目指すのがオススメです。もっとも厳しいラインの突破を目指すのも一つの手ではありますが、それでは学習の効率が悪く、負荷が過大になるかもしれません。3級は50%程度、2級は35%程度の難易度を想定し、そこにゆとりを持たせるようにしましょう

1級については、第9回試験の0.4%に始まり、長らく4~5%程度で推移してきましたが、ここ数年で一気に上昇しました。まだまだ厳しい難関試験であることに変わりありませんが、以前よりも目指しやすくなっています。2級の理解度がそのまま影響するので、1級まで視野に入れ、2級の学習に気合を入れましょう。

【過去問題はいつまで使える?】

試験範囲は、今年度、公式テキストの改訂がないため、昨年とまったく同じです。したがって過去問題は、改訂5版からの出題となった第42回・第43回のものがそのまま使えます。

過去問38-45.png

「もっと古い過去問を持っているよ」という方、第41回以前の試験では一部内容が異なりますのでご注意ください。といっても、主な法改正が2018年度試験の「追補資料」で追加されていますので、第40回以降はおおむね同じ内容です。受講中の方の過去問題集には、改訂の影響を受けた問題に★マークをつけてありますので、解答・解説をご確認ください。

ちなみに、第41回2級第3問アは、改訂での変更に加え、その後に正誤表が出た内容です(高齢者の要介護になる原因等)。紛らわしいので、もう解かなくてよいと思います。第3回課題の解答解説にあるまとめ表や、2019.10月増刊号 第43回試験出題予想!2級の⑧にある表で順位を確認しておいてください。

第39回以前の過去問については、改訂の多い福祉の内容(統計・調査、介護保険法等の改正)以外の問題を活用してください。

また、過去問題を使った学習法については、2017.4月号 過去問題を使いこなすをご参照ください。

受講中の方は、教材セットに含まれているもので過不足なく学習できます。添削課題やでるポケ、WEBテストなどもありますから、問題演習の量はじゅうぶんです。しっかりと教材を使いこんでくださいね。

【分野別の出題割合】

最後に、公式テキスト改訂4版の試験となった第36回から、前回(第43回)までの分野別の出題割合(配点)の平均を見てみましょう。なんとこの検定試験は、試験全体の出題数も、分野ごとの出題数も、毎回のように変わる気まぐれ試験なのです(100点満点中70点で合格という基準は変わりません)。

出題割合36-43.png

過去8回分の平均では、上のグラフのとおり、3級・2級ともに福祉の占める割合が高く、建築も一定程度出題されていることがわかります。そして、医療についてのみ、3級・2級で大きく傾向が異なりますね。2級では一気に割合が高くなり、最重要分野となります。内容面でも、病気や障害など、専門的な知識が加わって難しくなりますから、初学者の方は、早めに取り組むようにしましょう。2級の合格には医療の攻略が必須です。

以上、いかがでしたか?
受講中の方には、学びオンラインプラスの「お知らせ」や指導部からのメールでも重要な情報をお知らせしていきます。現在、追加コンテンツの作成を急きょ検討中です。「WEBテストを毎日10問解く」というような習慣づけで、学びオンラインプラスにこまめにログインするようにしてくださいね。(駒木)

駒木2.pngのサムネイル画像