2020.2月号 これで覚える図面の種類

2020.01.30公開

皆さん、お正月気分を脱して、学習を開始していますか?まだ試験まで余裕のあるこの時期だからこそ、苦手意識のある分野に果敢に挑んでいきましょう!そこで今号は、初学者の悩みの種である、建築知識を取り上げます。よく用いられる7つの図面について、区別できるようにしましょう。

【配置図】

配置図は、建物と敷地・道路・隣接する敷地の関係を示す図面です。敷地の形状や方位、主要な部分の高さ、建物位置、道路の位置や幅員などを読み取ることができます。

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【外構図】

外構図は、敷地内の建物以外の詳細を示す図面です。駐車スペース、通路、テラス、門扉などの設置状況のほか、地中の給排水管やガス配管なども読み取ることができます。

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【平面図】

平面図は、建物の各階を窓の高さで水平に切断し、壁などの切り口と床面を上から見た姿を示す図面です。建物の面積や間取り、開口部の位置や建具、床仕上げなどを読み取ることができ、移動動線も確認できます。建物の全体像を把握するのに最も適しています。

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【断面図】

断面図は、建物を垂直方向に切断し、断面を横から見た姿を示す図面です。建物全体の高さや屋根の形状、天井高や窓の高さなど、主に高さ方向の情報を読み取ることができます。

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【立面図】

立面図は、建物の外観を横から見た姿を示す図面です。通常は建物が四角形なので、東西南北4面の立面図が描かれます。外壁の仕上げや窓、床下換気口(孔)の位置などを確認できます。

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【展開図】

展開図は、各部屋の内観を横から見た壁面の姿を示す図面です。壁仕上げや開口部、手すりなど壁に付ける設備とそのための下地補強の有無などを読み取ることができます。ぐるりと一周描かれるので、牛乳パックを開いた状態をイメージするとよいでしょう。

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【天井伏図】

天井伏図は、天井面を上から透過した向きの内観を示す図面です(見上げ図ではなく、平面図と同じ向きで描かれています)。天井仕上げや照明器具の位置などを読み取ることができます。ただし室名などが示されないため、平面図と一緒に見る必要があります。

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【図面の描かれる向き】

前半の配置図、外構図、平面図については、上から見下ろす向きで描かれていることがわかりやすいのですが、断面図、立面図、展開図はそれぞれ、どの向きで描かれているのかしっかりと把握しましょう。天井伏図は、前述のとおり、平面図と同じ向きです。

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【平面図は読み取りまで要練習】

7つの図面の特徴を把握できたら、次に平面図は、読み取りの練習までしておきましょう。早いうちから2級第5問の事例問題に目を通し、どのようなことが求められるのか、確認しておくのがオススメです。

目標となるのは、まず全体の位置関係を把握したうえで、動線をイメージしながら、床高さ(段差)、建具、スペースを把握していくことです。加えて、スロープの勾配を計算できるようになればかなり心強いですね。受講中の方は、動画の解説をご覧ください。学習メニューの「過去問題集」のなかにある動画は、図面の読み取り問題を中心に解説しています。

【建築分野全体の学習】

前回(第43回)試験では、建築の問題が難しいなという感想をもちました。得点の状況を集計してみると、2級では分野別で建築の得点が最も低い結果となりました。出題傾向をずらした初出の内容も目立ちましたが、お馴染みのテーマからの出題もありましたよ。よく出る内容で得点できるように押さえておきましょう。

安定して出題されるのは、屋外・屋内の段差の解消アプローチ・玄関廊下・階段です。水回りはこのところ出題にムラがあり、その他は出たり出なかったりしますので、これらから固めておいてください。

専門用語に抵抗感が強い方は、2018.8月号 建築用語に親しもう!をあわせてご覧ください。回数を重ねることで知識が馴染んでいきますから、慣れない分野ほど着手は早めに!日々、積み重ねていきましょう!(駒木)

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