2019.7月号 第42回試験の総評

2019.07.07公開

福祉住環境コーディネーター検定試験®が無事に実施されました。受験なさった皆さん、お疲れさまでした!!手応えはいかがでしたでしょうか。それでは早速、試験総評をどうぞご覧ください。

【3級の総評】

前回(第41回)は、平均点70.1点、合格率55.4%でした。
さて今回は、問題を見た所感として、例年どおりの傾向、難易度であるように思いました。しかし、分野別にみると、配点にはかなりの変更がありました。1章の福祉と4章の建築が減り、そのほか、特に3章の福祉用具が増加していました。

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●1章(福祉)前回19%→今回%15%
前回より2問減り、配点も4ポイント減少しました。介護保険制度が4点分しか出題されなかったのは、がんばった方には物足りなかったかもしれません。(07.08修正しました。)

●2章(医療)前回19%→今回%21%
ウェル・ビーイングや、高齢者の食生活・運動、ヘルスプロモーション、認知症予防、障害の種類など、盛りだくさんの内容でした。障害の種類は一見すると難しい問題に見えますが、正解肢の中途障害については頻出のテーマです。難しい内容に惑わされずに、わかる肢を判断できたかどうかが重要でした。

●3章(用具)前回21%→今回%26%
3章は出題量とともに文章量も多くなり、解きごたえがありましたね。ユニバーサルデザインや共用品、つえ、歩行器・歩行車、車椅子、階段昇降機、移動用リフト、コミュニケーション支援用具など、たくさんの福祉用具が出題されました。

●4章(建築)前回26%→今回%19%
第9問9-2が建築ではなく福祉用具の問題になったのでびっくりです。そのため、かなり出題数が減りました。内容としては定番のものが多く、手すり、アプローチの段差解消、屋内の段差解消、トイレ・浴室・キッチンの整備、またこの時期気をつけたい熱中症について出題されました。

●5章(福祉)前回15%→今回%19%
最近改正された住宅セーフティネット法のほか、UD大綱や都市計画など、硬い内容が多かったですね。皆さんいかがでしたか?社会福祉協議会や生活援助員(LSA)などの穴埋め問題で稼いでいただきたいところでした...。

【2級の総評】

続いて2級の総評です。前回は、平均点65.7点、合格率42.0%という結果でした。
今回は、全体的には、文章量が多い!読むだけでも骨が折れますね。そして、やや難しくなったように感じました。分野別にみると、3級でたっぷりと出題したからでしょうか、福祉用具は出題が減るなど、配点にやや変化がありました。そして、新しい形式の問題がみられ、驚きもありました(第8問ウ)。

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●1・4章(福祉)前回30%→今回%28%
近年の傾向として、障害者向けの住宅施策が毎回出題されるようになりました。住宅施策が苦手な方は、その分、後半の相談援助やケアマネジメントを得点源にしたいですね。今回も定番のカタカナ語が出題されました。個数問題ではありますが、第6問イは正解したい問題です。

●2・3章(医療)前回28%→今回%30%
ICFが2点分出ましたね。個人的にとても大切だと思う概念なので、出題されて嬉しいです。そのほか、さまざまな疾患からは、認知症、関節リウマチ、糖尿病、脊髄損傷、内部障害、視覚障害、聴覚・言語障害が出題され、例年よりもやや難しかった印象です。

●5章(建築)前回25%→今回%29%
事例問題は論点盛りだくさんでしたね。とてもわかりにくかった第5問5-1ア(e)については、指導部でも悩みましたが、事例文中(P20)に「~現時点で介助を受け~、環境に慣れれば自分でできる~」とあることから、このようなアドバイスも適切と判断し、答えを③としました。

●6章(用具)前回17%→今回%13%
第8問ウ、イラストを見て福祉用具貸与の対象品目の個数を選ぶという、初めての出題形式で驚きました。受講中の方は、「実務ハンドブック」をご覧になっていれば解けたと思うのですが...。可搬型階段昇降機、ハンドル形電動車椅子、床走行式リフト、スライディングボード、手すりの5つが貸与の対象です。

なお、7月から「日本産業規格」に変更されたJISが、「日本工業規格」のまま出題されました。公式テキストが発行された1月時点ではまだ変更されていなかったためと思われます。次回もこのまま出題される可能性がありますので、対策としては、旧表記でも気にしないようにしてください。

総評は以上です。今日は、ぬるめのお風呂にゆっくりと浸かって、疲れをとってくださいね。今後のスケジュールは次のとおりです。

【今後のスケジュール(3級・2級)】

(1)WEB成績票照会
7
月26日(金)11:00~8月23日(金)18:00
試験の結果をWEB成績票照会で見ることができます。受験票(内側ではなく裏面の青字印刷のところ)に記載されているURLへアクセスしてみましょう。
(2)合格証発送
8
月9日(金)
晴れて合格した方のもとへ、立派なカードタイプの合格証が届きます。前回試験では成績票も一緒に届きました。楽しみにお待ちください。

●7月末が受講期限の受講生の方へ
ユーキャンを選んでくださり、本当にありがとうございました。福祉住環境コーディネーターの学習はいかがでしたか?

歳を重ねたら、障害をもったら、生活はどのようになるのだろうか?という不安は、漠然と付きまとってきます。ですが、ついつい目を背けがちで、家族間で話題に出しづらいことでもあります。そこに皆さんは正面から向きあって、学び、考えてきました。

学習を通じて、課題としてみえてきたことは、忘れないうちに形に残しておいてください。ご自宅の問題点、ご家族の将来への対応、仕事やボランティアを通じて取り組みたいことなど、言葉にして、見えるように残しておけば色褪せません。

資格は取って終わりのものではなく、これから進んでいくための切符です。ここまでがんばってきた過程を自信にかえて、皆さんと周囲の方々の豊かな生活の実現のために役立てていってください。皆さんのご活躍を心より祈念いたします。

それでは、本日は本当にお疲れさまでした!パチパチパチパチ(駒木)

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