2019.1月号 2019年受験のススメ

2019.01.04公開

あけましておめでとうございます。2019年がはじまりました。新元号の元年となる今年、皆さんの目標は定まりましたか?ここでオススメするのは、もちろん「福祉住環境コーディネーターになる!」です。そこで受験のススメとして、試験情報や受験の魅力についてお伝えします。

【2019年度試験について】

まずは重要なお知らせです。公式テキストが改訂され、2019年度試験は新しい「改訂5版」から出題されることになりました。「改訂5版」は2月から順次発売されるそうです。指導部で改訂箇所をくまなくチェックして、試験対策上必要な変更点は受講中の皆さんにお知らせする予定です。

今回の改訂は、2018年度試験において「追補資料」が出されていましたので、基本的にはこの内容が反映されるものと思われます。そして、そのほか人口動態統計や国民生活基礎調査などの統計データが最新のものに更新されることが予想されます。

現在学習中の法制度がガラリと変わることはありません。バリアフリー改修の方法や障害の概念などもそうそう変わるものではありません。すでに学習中の方は心配せずにどんどん進めていてくださいね!

【受験のススメ】

福祉住環境コーディネーターは、福祉や建築に興味をもった方の学習の導入としてはもちろん、関連職種のダブルライセンスとしても役立つ資格です。関連職種のなかでも、特に親和性の高いものは次のような資格です。

○理学療法士・作業療法士
理学療法士や作業療法士などのリハビリテーション専門職は、からだのしくみや障害の知識があり、家屋評価にも携わります。そこに加えて、介護保険制度や住環境整備の手法にも詳しくなれば、リハビリテーションから退院後の在宅生活の相談まで、とても頼れる存在になりますね。またリハビリテーションで目標とする「その先の生活」への理解がより深まるでしょう。

介護支援専門員(ケアマネジャー)
実体験からして個人的に、介護支援専門員は福祉住環境コーディネーターの取得が必須だと思っています。要介護者から住宅改修の相談を受け、プランニングしていく機会が必ずと言っていいほどあるからです。ちなみに、施設ケアマネジャーの方も、この学習を通して在宅介護を知ることができるのでオススメですよ。試験範囲も建築を除く多くの部分が重複しているので、半分くらいの労力で合格できるかもしれません。

介護福祉士
介護福祉士ほか、福祉・介護系の資格とはすべて相性がよいといえます。生活を支える職種として、もっともご本人に近い位置にいる存在ですから、代弁機能を果たすためにも「気づき」が必要です。少し知っているだけでも気づきの視点が敏感になります。この福祉住環境コーディネーターの学習は、生活を支援する視野を拡げるよい機会になるでしょう。

宅地建物取引士
不動産屋さんといえば、の宅地建物取引士。意外にも、一部試験範囲が重複していますよ。都市計画や地区計画、建築確認などが(ほんの少しですが)福祉住環境コーディネーターでも出てきます。取り扱う物件をバリアフリーの観点から説明してくれる、高齢者や障害者に理解のある宅地建物取引士が増えてくれるととても嬉しいです。

建築士
建築士は、建築知識はもちろんのこと、バリアフリーに関しても知識をもっています。しかし、使いやすい住環境は個別に異なるので、もっともっと障害や病気のことを知ってもらえたら、と思います。建築を学ぶ学生さんが3級を受験することが多いようですが、ぜひ2級にもチャレンジしてくださいね。これからニーズがあることは間違いありません。

インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは、おしゃれな内装だけでなく、住宅設備や人間工学などについても知識をもち、インテリア計画のアドバイスを行います。そこで高齢者や障害者の生活についての理解もあれば、提案内容の実用性やその説得力も向上することでしょう。福祉住環境コーディネーターと高い相乗効果が期待できます。

このような関連職種の実務者(または目指している方)は、ぜひ福祉住環境コーディネーターも受験してください!お待ちしています。また、資格試験に初めて挑戦する方にもオススメです。

初めての資格試験にもオススメ
福祉住環境コーディネーターの検定試験は公式テキストから出題されるため、出題範囲が限られています。過去問題からの出題も多いので取り組みやすく、学習中、途方に暮れるようなことはありません。また3級・2級試験の解答はすべてマークシート方式で、記述式解答のようなテクニックも不要です。今後、いろいろな資格試験に挑戦したいとお考えの方にとって、よい前哨戦となりますよ。

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【学習のススメ】

さて、受験を決意したら、試験対策を進めていきましょう。まずは試験日(第42回7月7日、第43回11月24日)に向けての大まかな計画作成から。これは、1年前の記事をご参照ください(2018.1月号2018.2月号)。さらに、勉強が苦手という方に、学習にあたっての抱負に入れていただきたい3つの考えをお伝えします。

●学習を習慣化する!
これまで0だった学習時間を突然100にするのは難しいことです。たとえば、「1週間に10時間」というように、具体的に数値目標を定めて、少しずつ学習する習慣をつけていきましょう。ちなみに1週間に10時間というのは、1日でやろうとすると大変ですが、毎日に分散すれば1.5時間程度です。休日に少し多めにできるなら、平日は1時間でもよいくらいです。はじめのうちは大変ですが、習慣化すると「やらないと気持ちが悪いな」と思えるようになりますよ。

●間違える勇気をもつ!
添削課題や過去問題を解くのは、「ちゃんとテキストを読んでから」「しっかりと覚えてから」だと思っていませんか?実はそれ、大きな間違いです。いつまで経っても着手できず、結果として問題演習が不足してしまいます。

「まだよくわからないから問題演習に進めない」という気持ちは、身に沁みてわかります。大量に間違えると落ち込むし、焦るし、辛くなるし、つまらなくもなります。だから、「解けるようになってから解きたい」と思ってしまいますよね。でもそれこそがもったいないことになるのです。だって、解けるようになったら、もう解かなくてよいわけですから。解けない状態だからこそ演習が必要なのです。問題は早めに着手しましょう。

●忘れることを受け入れる!
「1度見たものすべてを記憶する」というのは、一般的には不可能なことです。覚えたつもりでも、1週間もすればきれいさっぱり忘れてしまうほうが普通のこと。そこで1度目は、仮暗記と思って取り組んでみてください。覚えるのは重要箇所のみとし、3回唱えたら次に進みましょう。そして2度目、3度目、と暗記を繰り返してください。2度目の暗記は1度目より楽にできます。3度目の暗記はもっとずっと速く仕上がります。こうして何度もチャレンジすることで長期記憶に定着していくのです。落ち込んでいる暇はありませんよ!

以上、いかがでしたか?
まだ受験を検討中という方は、早めに今年の目標を定めて動き出してください!早ければ早いほどゆとりをもって取り組めますよ。今年も引き続き、受験に挑戦する皆さんを精一杯お手伝いしていきます。少しでもお力になれたら幸いです。学習の息抜きがてら、この【指導部だより】を覘きに来てくださいね。(駒木)

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