2018.12月号 2018年の振り返りと取材のご報告

2018.11.30公開

第41回試験の興奮冷めやらぬところではありますが、もう平成最後の年の瀬です。皆さんにとって今年はどんな1年でしたか?
今年度試験の振り返りと、福祉機器展に取材に行ってきたご報告をして、1年を締めくくりたいと思います。

【2018年度試験の振り返り】

先日の第41回試験については、追記もしましたので、「2018.11月増刊号 第41回試験の総評」をご覧ください。講師目線の感想としては、第41回2級試験がここ数年で最も充実した試験内容だったと思います。介護保険制度改正、住宅改修項目やリフトの位置合わせなど、福祉住環境コーディネーターらしい問題が多く、やや難しめのレベル設定も絶妙でした。ただ、長文の傾向は勘弁ですね。解くのも大変ですし、真似て模試をつくるのも一苦労です。

それに比べて、第40回(7月)の2級試験は難しすぎました。詳細は「2018.9月号 合格率13.8%を振り返る」で触れていますのでご参照ください。

あらためて問題と正解率を眺めてみると、傾向をずらした難しい問題もある一方、「もっと解けたはずなのに」という問題も複数ありました。きっと、第1問の難しさに心乱され、本来解けるはずの問題を逃した方が多かったのだろうと思います。

試験においては、やはりメンタルが重要です。そこで、今度、試験傾向が急変したら、難しい問題と遭遇したら、次のことを思い出してください。

●びっくりしているのはみんな同じ!
●難問は合否に影響しない!
●脳のどこかに答えがあるはず!
●思い出せないならマインドで解く!
●解ける問題のために時間と体力を残すべき!

かなり強引なアドバイスですが、本試験には魔物がいます。確信を持った勘違いをするとか、頭が真っ白になるとか、難問以外にも敵は多いのです。それらの現象に負けないように、本来の力が発揮できるように、心を強くたくましく保ってください!

心配だという方は、予行演習が必須です。模擬試験を受けたり、過去問題を本番と同じように2時間で解いたりして、本番さながらの演習をしてみましょう。問題は、解き方も大事ですが、実はそれと同じくらい、飛ばす判断や、時間の巻き方、見直しのしかたも大事です。上手な2時間の使い方をばっちりイメージトレーニングして臨みましょう。

【国際福祉機器展(H.C.R.)報告】

10月10~12日に開催されたH.C.R.に取材に行ってきました。H.C.R.は、日本で最大規模の福祉機器展です。その様子もここでお伝えします。
(会場内は撮影禁止です。許可を得て撮影・掲載しています)

今回の展示で特に目をひいたのは、スポーツコーナーでした。2020年のパラリンピックに向けて、力が入っていることがうかがえます。そこで、競技用の車いすを発見。カッコいい!!

車椅子バスケ用.png

車椅子バスケ用、陸上競技用...

陸上競技用.png

チェアスキーもありました。

チェアスキー.png

また別のブースでは、最新技術をつかった研究についても教わりました。眼前にあるものを自動認識して教えてくれる白杖が試作されているそうです。

白杖モニター.png

上の写真は自動認識している様子を表示したモニターです。「person」「hand bag」など、瞬時に認識しているのでびっくりしました。この情報が、骨伝導による音声で白杖を持つ本人に伝えられるそうです。すごい。

自助具もたくさんありました。写真は台付きの爪切りです。固定してあれば手首などで押すこともできるので、手指の巧緻性が低下していても使えます。手づくりの工夫がいっぱいでした。

自助具.jpg

すると、突如現れた急勾配の山。この山を階段昇降機で上れるというので恐るおそる試乗してみました。急な勾配でも設置できるように改良された機種だそうで、まったく怖くありませんでした。

階段昇降機.png

会場にはこのような福祉機器がたくさんあり、いろいろと試乗して楽しんできました。特に階段昇降機や移動用リフトなどの大型機器は普段目にする機会も少ないので、皆さんも体験してみることをオススメします。

また、開催地の東京ビッグサイトは豊洲の近くです。築地から移転された豊洲市場に立ち寄るのもいいですね。ちょうど私たちが訪れた10月11日は、豊洲市場が開場した日!...だったのですが、残念ながら一般公開は2日後からだったので、海の幸は諦めて帰ってきました。来年こそは寄り道する!

最大規模の福祉機器展はH.C.R.ですが、ほかにも全国でこのような展示会が開催されています。「百聞は一見に如かず」を体感できますよ。皆さんもぜひ足を運んでみてください。

以上、年納めのつれづれでした。今年も厚いご支持をありがとうございました。
来年度試験で合格を目指す方は、記念すべき◆元年合格◆になりますね。新しいことを始めるにも、再挑戦するにも、よいきっかけになるでしょう。皆さんにとって幸多き1年となりますように。(駒木)

駒木.pngのサムネイル画像