2018.6月増刊号 第40回試験出題予想!3級

2018.06.15公開

7月試験が3週間後に迫ってきました。そろそろ直前期モードに突入です。短時間でもいいので、毎日学習に取り組んでくださいね。いくらでも追い上げは可能です!3級の出題予想(キーワード×20)をスキマ時間にどうぞ。

(3級のみの試験範囲には3級》マークを付けておきますね。2級を中心に学習すると、この内容が抜けやすいので、同日ダブル受験する方は直前にチェックしてください)

【3級の出題予想】

①従来の住宅の問題点
従来の日本の木造住宅は、段差が多く転倒・転落事故の原因となっていること、尺貫法の影響で各所の幅員が狭いため介助や福祉用具を必要とする高齢者の室内移動が困難なこと、和式の生活様式が身体機能の低下した高齢者に向かないこと、湿気の多い夏向きに造られているため冬は寒く、室間の温度差が循環器系に悪影響を及ぼすこと、といった問題点を抱えています。

②介護保険制度の保険者と被保険者
介護保険制度の保険者は、市町村(特別区含む)で、要介護認定や保険料の徴収などを行い、国と都道府県が財政・事務面その他で市町村をサポートしています。被保険者は、65歳以上の1号被保険者と40歳以上65歳未満で医療保険加入者の2号被保険者に分けられます。第2号被保険者のみ特定疾病が原因である場合に利用が限られます。

③ケアプラン
介護保険サービスの利用にあたって必要なケアプラン・介護予防ケアプランは、利用者みずから作成することもできますが、通常は、要支援者なら地域包括支援センター、要介護者ならケアマネジャーのいる居宅介護支援事業者に作成を依頼します。

④新オレンジプランが介護保険法に明記《追補》
新オレンジプランと介護保険制度は、これまでも連動して認知症施策に取り組んできましたが、2017年の介護保険法等一部改正によって、法に新オレンジプランの基本的な考え方が明確に位置づけられました。(1)認知症の理解を深めるための知識の普及や啓発、(2)認知症の人の介護者への支援の推進、(3)認知症の人およびその家族の意向の尊重への配慮に努めなければならない、という内容です。

⑤ウェル・ビーイング《3級》
ウェル・ビーイングは、最期まで満足のいく人生をおくることをいいます。そのためには、(1)天寿を全うする、(2)生活の質(QOL)が維持される、(3)社会貢献ができる、の3つが必要とされます。

⑥虚弱に関連する用語《3級》
老年症候群は、青壮年にはみられない高齢者特有の身体的・精神的諸症状や障害のこと、サルコペニアは、加齢に伴う筋肉量の低下や筋力の衰えのこと、ロコモティブシンドロームは、運動機能の障害により自立度が低下し、要支援・要介護状態になる危険があることをいいます。

⑦高齢者の栄養の摂り方《3級》
高齢者は活動量が低下するためエネルギー必要量は減るものの、ビタミンやミネラル、たんぱく質は若いときと同じくらい必要です。胃・大腸反射が鈍くなり便秘になりがちなので食物線維(繊維)も摂るようにします。また、減塩のしすぎで食欲が低下したり、かつての食習慣のままで油脂の摂取量が不足したりしている場合もあるので配慮が必要です。

⑧認知症予防《3級》
認知症を原因別にみると、近年もっとも多いのはアルツハイマー型認知症で、次いで脳血管性認知症とレビー小体型認知症が同じくらいといわれています。脳血管性認知症は、脳血管疾患の予防が認知症の予防につながりますが、アルツハイマー型認知症などはまだ予防法が確立していません。比較的エビデンスが示されているのは、身体活動と社会貢献活動です。

⑨共用品とユニバーサルデザインの違い《3級》
共用品(アクセシブルデザイン)は、より多くの人が使いやすい用具のことです。ユニバーサルデザイン(UD)と同じ意味に用いられることもありますが、違いもあります。UDが「すべての人」のために考えるデザインであるのに対し、共用品は福祉用具をもとにしたものや「不便さ調査」から開発したものなど、「特定の人」のためにつくった用具が後に多くの人に広まった、というものが含まれます。

⑩移動用リフト
床走行式リフトは、吊り具をアームで持ち上げ、床上をキャスタで移動するものです。床上を移動するので、段差を解消して移動スペースを確保する必要があります。固定式(設置式)リフトは、壁面や浴槽などに設置して、垂直昇降と支柱を中心としたアームの回転の範囲内で移動できるものです。レール走行式リフトには、架台を組み立てるタイプで工事いらずの据置式リフトと、天井面に工事が必要な天井走行式リフトがあります。

⑪コミュニケーション支援用具
コミュニケーション支援用具は、視覚・聴覚などの感覚器や音声言語にかかわる運動器の障害、認知障害などがある場合に機能の補完・代替を行う用具です。たとえば視覚に障害がある場合、弱視眼鏡や拡大読書器、点字器や文字を音声に変える機器を用います。これらは視覚情報を触覚や聴覚の情報に変換するものです。

⑫自助具
自助具とは、みずからの動作を助けるために用いる道具や工夫のことで、関節可動域に制限がある場合、手指の巧緻性に障害がある場合、片手動作などで物を固定できない場合などに用いられます。手を伸ばす代わりにリーチャー、ストッキングの着脱にストッキングエイド、片手でもボタンの留め外しができるボタンエイドなどがあります。製作や訓練には主に作業療法士がかかわります。

⑬敷居段差の解消
引き戸の敷居段差を解消するには、フラットレールを床板表面に設置するか、V溝レールを埋め込む方法があります。フラットレールのほうが施工は容易で誤差も生じにくいですが、レールの厚さ分(5mm弱)は段差が残るため支障がないかどうか確認が必要です。

⑭工事不要の手すり
浴室やトイレの手すりには、建築工事をせずに設置できるものがあります。しかし、たとえば浴槽用手すりの場合、浴槽の縁にはめ込んでいるだけなので、体重をかけるとずれるおそれがあるため、導入の際には使い勝手や安全を確認する必要があります。

⑮色彩と照明
高齢になると視機能が低下します。そのため、床仕上げは、床段差と見誤らないように同一部屋内では床面の色彩や仕上げを変えないようにします。また高齢者は、若齢者よりも高い照度を必要としますが、明るすぎてもまぶしいので適切な照度とし、ベッドで臥床しているときに照明が直接眼に入らないように配慮します。

⑯階段の整備
階段の手すりは、できれば両側に、幅員が確保できないときは下りる際の利き手側に設置します。これは下りる際に転落事故が起こりやすいためです。転落防止のためには、段鼻部分にゴム製のノンスリップを取り付けます。ただし厚みの分、踏面よりも突出するとつまずくことがあるため、普段の状況(スリッパ、靴下など)を再現して確認します。

⑰サービス付き高齢者向け住宅
サービス付き高齢者向け住宅は、単身や夫婦などの高齢者世帯のための賃貸住宅等のことで、国土交通省と厚生労働省の共管により創設された登録制度です。ハード面ではバリアフリー設計などの基準を満たし、ソフト面ではケアの専門家による状況把握(安否確認)・生活相談サービスが行われます。

⑱セーフティネット住宅《追補》
住宅セーフティネット法が改正され、住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅(セーフティネット住宅)を都道府県・政令市・中核市に登録する制度が始まりました。登録されるのは住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅で、床面積25㎡以上であることなど、規模・構造・設備等について一定の基準を満たすものです。

⑲住生活基本計画《追補》
2016~2025年度を計画期間とする新しい住生活基本計画(全国計画)が閣議決定されました。この計画の基本的な方針は、住宅政策の方向性を国民にわかりやすく示すこと、今後10年の課題に対応するための政策を多様な視点に立って示し総合的に実施すること、そして(1)居住者からの視点(2)住宅ストックからの視点(3)産業・地域からの視点、の3つの視点から目標設定していくこととされています。

⑳バリアフリー法
2006年施行の「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)」は、「ハートビル法」と「交通バリアフリー法」を一体化した法律です。これにより、商業施設などの建築物と、道路や駅などの交通施設におけるバリアフリー施策が、総合的・一体的に行われるようになりました。

※ちなみに「一般定期借地権」と「リバースモーゲージ」は殿堂入りとします。以前取りあげたので今回は割愛しましたが、33回試験から前回までなんと7回連続出題されています!!37回試験と38回試験の出題予想をご参照ください。

【定番問題はこれだ!】

頻出の定番問題をお知らせします。3級は2級以上に同じ内容が繰り返し出題される傾向にありますから、定番問題は暗記して損はありません。

●第39回過去問題

第1問エ、第2問イ、第3問イ、第3問ウ、第5問エ、第6問エ、第6問オ、第8問ア、第10問10-2


【1.受験票を確認しよう】

受験票は6月25日(月)に発送されます。未着の場合の問い合わせ期間は7月2日(月)と3日(火)の2日間ですので、この間に必ずポストを確認してくださいね。

受験票が届いたら、そこに試験会場が載っています。ご自宅からの交通手段や所要時間を調べて、当日のタイムテーブルを決めておきましょう。

【2.当日の持ち物準備もお早めに】

必ず持っていくもの:受験票、筆記用具(HBまたはBの黒鉛筆、シャープペンシル、プラスチック消しゴム)、身分証明書、「やれるだけやったぞ」という自信

あると便利なもの:腕時計、一番使い込んだ教材、まとめ表、予備の筆記用具、問題冊子(A4)が入る大きさのカバン、上着、マスク、水分、昼食、おやつなど

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※個人的に欠かせないのは、ウェットティッシュチョコレートです。ウェットティッシュは、まず席に着いたら机を拭きます。①「これで誰よりも気持ちよく受験できる」とすでに勝った気になり、②乾いたら床に敷いてその上にカバンを置く、という2つの使い道ができるからです。そして開始前にチョコレートを食べてリラックスします(教室内飲食禁止だったら外に出てくださいね)。皆さんも必勝アイテムを味方につけて、試験を快適に過ごしてください。

最後に大事なのは気持ちです!気持ちが負けないように、できるだけ優位になるように、工夫していきましょう。試験会場では、予期せぬ出来事も起こり得ます。多少のことで動じないように、心の準備をしておいてください。

第40回試験当日(7月8日)には、解答速報・自動採点サービス、試験総評、Twitterユーキャン解答速報アカウントからリアルタイムで情報を発信します。試験当日もフォローはユーキャン指導部にお任せください。皆さんは試験で問題を解くことに専念してくださいね。

それでは、いよいよ次号は試験当日、7月8日の試験総評です!皆さんの健闘を祈ります!(駒木)

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