2016.2月号 受験級の設定のしかた

福祉住環境コーディネーターの検定試験は例年7月と11月、年に2回行われます。そして、3級と2級については受験資格がありません。そうすると、この時期から学習を開始して今年度中に2級の合格をめざす場合、その受験方法がなんと6パターンにも及ぶのです。

【今年度中に2級合格をめざす6つの受験方法】

①7月に3級を受験し、11月に2級を受験

②3級を受験せずに、7月に2級を受験

③3級を受験せずに、11月に2級を受験

④7月に3級と2級をダブル受験

⑤11月に3級と2級をダブル受験

⑥7月に2級を受験し、11月に3級を受験

【①7月に3級を受験し、11月に2級を受験】

これは、順当にステップアップしていく受験方法です。何事もコツコツ進めていくタイプの方、じっくりと住環境整備を学んでいきたいという方にお勧めです。王道スタイルではありますが、7月の受験後に油断していると、あっという間に11月試験が訪れることに注意が必要です。

【②3級を受験せずに、7月に2級を受験】

【③3級を受験せずに、11月に2級を受験】

2級に狙いをしぼり、3級を飛ばす方法です。「学習時間があまりない」「すでに実務で知識を必要としている」という方にお勧めです。特に制約がなければ7月に受験し、先延ばしにしないのがお勧めです。

【④7月に3級と2級をダブル受験】

【⑤11月に3級と2級をダブル受験】

一発勝負のダブル受験です。「苦労は一度で済ませたい」という方にお勧めです。ただしダブル受験は、午前に3級試験、午後に2級試験という1日がかりの大仕事になります。体力に自信のない方は避けるのが無難でしょう。

【⑥7月に2級を受験し、11月に3級を受験】

これは、先に2級を受験するというかなりの変則技です。でも、可能か不可能かでいえば可能なのです。ちなみに私は、現場時代に2級を受験し、数年後、講師になってから3級を受験しました(指導部だより2015.10月号参照)。

現場時代に2級のみを受験したのは、当時の先輩(看護師・介護支援専門員)が「3級のほうが難しいよ」と教えてくれたからです。なぜって?その理由をご説明します。

【3級と2級の試験範囲の違い】

3級と2級の試験範囲は、半分くらい重複しています。

違う部分を見比べると、3級は、テキスト第3章「共用品」「ユニバーサルデザイン」、第5章「まちづくり」がオリジナルの試験範囲で、これらは2級試験には出てきません。2級は、3級を掘り下げたような内容が多く、図面の読み取りといった応用問題が加わります。

また「福祉」「医療」「建築」「福祉用具」の分野別にみると、「医療」のみ3級と2級で内容が大きく異なります。3級では主に健康維持に関することを学びますが、2級になると、さまざまな病気や障害を学びます。

そこで、「医療には詳しいがまちづくりには馴染みがない」という人の場合、3級のほうが難しく感じられた、というわけです。難しさの感じ方は人によって変わるものですね。

6パターンの受験方法のうち、どれにしていいものか、まだ決まらないという方は、まず3級のテキストを学習し始めてください。学習の手応えをつかんでみると、それが判断基準になりますよ。さあ、今年度中の合格をめざして学習を進めていきましょう!(駒木)

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