教科書が全ての基本と考え、肌身離さず持ち歩き
昔から子どもが好きで、保育士・幼稚園教諭に憧れはあったものの、ピアノが全く弾けず、楽譜も読めないことから自分には無理だと思っていました。そんな折、たまたま立ち寄った本屋にてユーキャンの広告を見つけ、そこに「実技試験はピアノ以外を選べばいい」と書いてあったことをきっかけに、一念発起して受講してみることにしました。
早速ユーキャンのテキストと「お知らせと提出用紙」のスケジュール表を参照して勉強を始めました。また、私立保育園にアルバイトとして入職。無資格でしたが、保育補助としてフルタイムで働き出しました。
<1年目、「保育原理」「児童家庭福祉」「保育の心理学」「子どもの保健」「子どもの食と栄養」合格)> 勉強時間が明らかに不足していました。勉強は基本的に土日。スケジュール表に従い、ユーキャンの教科書を読むだけで終わり。それでは実践レベルの問題を解くまでの力は育ちませんでした。暗記科目(栄養、保健)は比較的得点できましたが、全体的に実力不足は否めませんでした。
<2年目「教育原理」「社会的養護」「保育実習理論」合格> スケジュール表は内容を理解するのに必要な時間を示すものであり、そこからいかにプラスして問題を解けるかが試験合格への道だと気づきました。ユーキャンの教材は根本的知識の理解のために使い、他社問題集と過去問をできるだけ多く解きました。ただ、他社問題集や過去問を解くときも、必ず傍にはユーキャンの教科書を置き、わからないことがあったらすぐに読み返しました。1年目はほぼ土日しか勉強せず、圧倒的に時間が足りていませんでしたが、2年目は土日だけでなく、平日の昼休みや夜に少しでも手が空けば問題を解きました。
<3年目、「社会福祉」合格> 「社会福祉」だけは毎年あと1問分点数が足りず、不合格が続いていました。そこで、2年目の試験後は、すぐに勉強を開始。改めて教科書を一から読み返し、過去問を十年分ほど繰り返し解きました。1年間、毎日解きました。この時はまだ1年に1度しか受験できなかったため、モチベーションを保つのに一番苦労しましたが、残り1教科だけだったので、何が何でも受かろうと自分に言い聞かせ、必死でやることができました。
<3年目、実技試験合格(造形表現に関する技術、言語表現に関する技術)> 筆記試験合格通知が来てからは、実技試験の対策にすぐ取り掛かりました。ユーキャンの実技試験対策の冊子や動画で情報を得られたのがとても心強く、ありがたかったです。 造形表現については、色鉛筆16本入りとスケッチブックを買い、毎晩過去問の題材を試験と同じ条件で描きました。絵はもともと得意ではありましたが、練習量が物を言うなと改めて思いました。というのも、毎日描くうちにどんどん要領をつかめていく感触があったからです。 言語表現については、課題を選ぶのに少し時間がかかりましたが、最終的には一番身近で、空で覚えている内容であった「うさぎとかめ」に決めました。書店で、一番簡単で子どもがわかりやすいと思う絵本を買い、暗記しました。時間を測りながら鏡の前で練習を繰り返し、その仕上げとして、自分が勤めていた保育園にて、5歳児20人ほどの前で本番を想定して話しました。不安はあったものの、このような練習ができていたので、筆記試験よりは得点を得られるだろうという自信がありました。試験後も満足感でいっぱいでした。
以上のようにして、私は3年かけて保育士試験に合格できました。
<ユーキャンの教材の使い方> 教科書が全ての基本と考え、肌身離さず持ち歩きました。問題集も何度も繰り返し解きました。また「実技試験対策BOOK」や動画は隅々までよく見ました。「保育の手」や合格体験談などにはとても励まされました。これに対して、質問サービスは、ほぼ利用しませんでした(教科書を読めば理解できたため)。
まとめると、ユーキャン教材はあくまでも根本理解に使い、プラスアルファでいかに問題を多く解くか、が合格への道であると思います。そういう意味でも、ユーキャンの講座と共に勉強できたことは本当に良かったです。ありがとうございました。